スマホにしたいけどケータイの使い勝手も捨てがたい。でもスマホみたいにLINEやfacebookを使ってみたい……。そんな声に応えるのが、シャープの新世代ケータイ「AQUOS ケータイ SH-06G」なのだ。
ちまたに流れる携帯電話の話題はスマートフォンに関するものばかり。といっても国内において、スマートフォン契約数が携帯電話契約数の50%を突破したのは2014年秋と、意外に最近のことだ。スマートフォンユーザーが多いとはいえ、従来型ケータイ、フィーチャーフォンの人気は根強く、ユーザーもまだまだ多い。フィーチャーフォンのダイヤルキー操作に安心感を覚え、通話のしやすさやバッテリー持ちのよさを必要としている人が確実に存在しているのだ。
一方で、フィーチャーフォンがモバイル向けサービスの時流に追いつけなくなっている部分があるのは確かだ。たとえば、コミュニケーションツールとして欠かせないものになったLINEは、フィーチャーフォンではスマートフォンほど便利に使えない。モバイル向けのWebサービスやゲームもスマホ用が主流となり、フィーチャーフォンではSNSやゲームを利用しにくくなってきた。また端末のハードウェア自体にも目立った進化が感じられなくなっている。
そんな中、フィーチャーフォンのスタイルや使いやすさは維持しながら、スマートフォンと同じOSを採用してインターネット上のサービスが利用できる、新しいタイプのフィーチャーフォンが登場した。今回紹介するシャープ製の「AQUOS ケータイ SH-06G」も、そうした端末の1つだ。フィーチャーフォンらしい折りたたみスタイルを踏襲し、LINEやWebブラウザがスマートフォン同様に使える。スマートフォンは不要だが、LINEなどのSNSは使いたいと考えている人に格好の端末といえる。
一見、普通のケータイだが、スマホのようにも使える新世代端末「AQUOS ケータイ SH-06G」。どんな新しい体験ができるかチェックしてみよう。
OSにスマホと同じAndroid 4.4を採用した「AQUOS ケータイ SH-06G」だが、見た目は従来のフィーチャーフォンそのもの。通話しやすい折りたたみボディに、色鮮やかな約3.4インチQHD(540×960ピクセル)液晶、押しやすいダイヤルキー、背面には電話やメールの着信、時刻などを知らせるサブディスプレイを搭載した。基本的に片手で操作できるのがフィーチャーフォンの魅力の1つだが、「AQUOS ケータイ SH-06G」も女性の手でもしっかりホールドできて、ポケットにも楽に入る取り扱いやすいサイズだ。
特に、ヒンジ部にワンプッシュでボディをオープンできるボタンを備えているのがポイント。電車のつり革を握っていても、荷物を持っていても、端末を手に取りディスプレイを開く操作が片手でスムースに行える。
なお、「AQUOS ケータイ SH-06G」は音声コマンドで電話を発信できるのも便利。ワンプッシュで端末を開き、「田中さんに電話」などと話しかけると、発信画面が表示され、そのまま電話をかけられる。
本体は外側も、ダイヤルキーのある内側も1色でシックにまとめられている。ディスプレイ側ボディ背面の周囲にアルミフレームがぐるっとめぐらされていて、時折きらりと光るが、あくまでさりげない。誰が持っても違和感のない、上品でシンプルなデザインだ。
コンパクトで洗練されたボディだが、IPX5/7の防水機能に対応している。また、裏面には赤外線ポートを備えているので、旧端末からアドレス帳データを移行する際もこれで簡単に行える。ワンセグやBluetoothも搭載しており、携帯電話の基本機能としては十分だろう。
見た目も使い勝手もまさにフィーチャーフォンな「AQUOS ケータイ SH-06G」。しかしこれまでの携帯電話から最も大きく進化した点が、LINEをスマホ並みに使えるようになったことだ。LINEは従来のフィーチャーフォンでも一応利用できるが、スタンプの送受信や音声通話には非対応。かろうじてメッセージがやり取りできるという仕様で、楽しさが半減していた。
「AQUOS ケータイ SH-06G」はAndroid OSを採用したことで、スマホ同様にLINEのテキストメッセージやスタンプの送受信、LINEユーザー同士の無料音声通話や、そしてLINEユーザー以外ともお得に通話できるLINE電話が使えるようになったのだ。
LINEはキャリアメールの役割を担うほど重要なコミュニケーションサービスとなっており、それが快適に使えるということだけでも、フィーチャーフォンからの乗り換えを検討する価値はある。LINE GameやLINE MUSICなど、一部利用できないサービスはあるものの、コミュニケーションの質は大幅に向上するはずだ。
また、LINEと並んで人気のSNS、FacebookとTwitterはブラウザから利用できる。画面サイズは小さいものの、後述の「タッチクルーザーEX」機能をうまく活用すると、閲覧はなかなか快適だ。各種メニュー類の表示は小さいが、使い慣れたテンキー入力でつぶやきなどを投稿できるので、それほど面倒には感じない。ヘビーユーザーならスマホが確かに便利だが、たまに投稿をチェックしたり、ちょっとつぶやくくらいならこれで十分だろう。
携帯電話にとって、電話やメール、LINEに劣らず大切なのがカメラ機能だろう。スマホでSNSを利用するのが当たり前になってからは、見栄えのいい写真を撮るための機能や写真アプリがもっぱらスマホ向けに提供されている。フィーチャーフォンのカメラは画素数こそアップしているものの、使い勝手など全体的な面で進化が停滞している印象だ。
「AQUOS ケータイ SH-06G」は有効画素数約500万画素のオートフォーカスカメラを搭載。画素数は多くないが、SNSへアップする用途であれば十分だろう。また、スマートフォンAQUOSで好評の「フレーミングアドバイザー」や多彩な撮影モードを利用できる。
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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2015年8月10日