小さいけど中身はパワフル――SIMフリールーター「Mobile Wi-Fi E5383」に注目(1/2 ページ)

ハイエンドなSIMロックフリースマートフォンを投入して日本市場でも着実に支持を広げつつあるHUAWEIは、高性能なモバイルWi-Fiルーターのメーカーとしても知られる。今回はSIMロックフリーのモバイルWi-Fiルーター「Mobile Wi-Fi E5383」をレビューする。(提供:ファーウェイ・ジャパン)

» 2016年12月22日 10時00分 公開
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 スマートフォンのテザリングが標準的な機能になったとはいえ、外出先で長時間テザリングを使用するとバッテリーの持ちが心配だし、モバイルバッテリーを持ち歩くのは面倒。MVNOの格安SIMなら維持費は大手キャリアよりも安い。そこで活用したいのがSIMフリーのモバイルWi-Fiルーター。

 今回は、HUAWEIのSIMロックフリーモバイルWi-Fiルーター「Mobile Wi-Fi E5383」(以下、E5383)を使ってみたので、レビューしたい。

Mobile Wi-Fi E5383 モバイルWi-Fiルーター「Mobile Wi-Fi E5383」

本体単体を手軽に購入できる

 E5383は、HUAWEIオンラインストアのほか、家電量販店やAmazon.co.jpなどで購入できる。HUAWEIオンラインストアでの価格は2万1384円(税込)。

 ドコモ、KDDI、ソフトバンクといった大手通信事業者が販売するモバイルWi-Fiルーターを購入する場合、基本的に新規契約または機種変更の手続が必要となり、手数料が税別2000円から3000円程度かかり、時間と費用の負担が大きくなる。

 一方、E5383はこうした手間を掛けずに購入できるし、購入時点からSIMロックフリーなので、好きな通信事業者のSIMカードを挿して利用できる。日本国内での利用を考えると、E5383が対応する通信ネットワークはドコモ向けに最適化されているため、ドコモや、ドコモ回線のMVNOでの利用に適している。

Mobile Wi-Fi E5383 対応ネットワークはドコモとそのMVNO向けに最適化されている

持ち運びしやすいコンパクトデザイン

 E5383は、昨今のモバイルWi-Fiルーターの中ではコンパクトで、カバンの中に入れて持ち運んでもあまりかさばり感じない。また、本体の角は丸みのあるデザインとなっているため、手に持った際にはスペック上のサイズよりもよりコンパクトに感じられる。

Mobile Wi-Fi E5383
Mobile Wi-Fi E5383 手に持った感覚はカタログスペックよりもコンパクトに感じる

 2.4型ディスプレイは、スマートフォンと同様にタッチパネルに対応している。画面に直接触れて、各種設定の変更や、スマートフォンやタブレットと接続する際のSSID、パスワード情報などを確認できる。

Mobile Wi-Fi E5383 タッチパネルを使った操作も可能

 主要なMVNOのAPN設定はプリセットされており、本体ディスプレイで選んで選択するだけでインターネットに接続できる。E5383にプリセットされているAPN設定は、IIJmio、BIGLOBE LTE、nifty、DMM mobile、mopera U、U-mobile、hi-ho、So-net、OCN モバイル ONE、楽天モバイル 通話SIMの全10サービスなので、これらのユーザーにとってはありがたい。この日は出張先のホテル

Mobile Wi-Fi E5383 プリセットされているAPNは10種類ある

スペック上の連続通信時間は最長13時間、実環境でも実証

 E5383のバッテリー容量は3000mAhで、連続通信時間は最長で約13時間となっている。では、実際のところバッテリーはどのぐらい持つのか? 出張中に試してみた。

 12月18日に出張先のホテル(福岡市内)を10時頃にチェックアウトしてから、E5383をスマートフォン(HUAWEI P9)とWi-Fi接続したままで過ごした。電車での移動中にSNS閲覧や投稿、Webサイト閲覧や動画視聴、カフェなどで休憩中にはノートPCで作業をする際の回線として利用したが、21時30分頃に飛行機に搭乗する時点でバッテリーが18%ほど残っていた。

 機内では一度電源をオフにした後、23時頃に羽田空港へ到着してから再度E5383の電源をオンに。それから24時25分頃に自宅最寄り駅へと移動するまでの間、電車内にてノートPCで作業をする際の通信回線として1時間ほどデータ通信を行いながら移動したが、最寄り駅に到着した時点でバッテリー残量は3%残っていた

 飛行機での移動があったため、途中で1.5時間ほど電源オフの時間があったが、この日は朝から夜中まで活動していたにもかかわらず、E5383のバッテリーが切れることなく利用できた。もちろん、途中で充電はしていない。

 飛行機に搭乗するまでと搭乗後でそれぞれ経過時間とバッテリー残量を計算してみると、飛行機に搭乗するまでの間は9時間20分でバッテリーを82%消費しており、10分あたりで計算すると約1.46%の消費。その後、飛行機を降りてから最寄り駅までの移動は約1時間20分で約15%バッテリーが減っているため、10分あたり1.875%バッテリーを消費した計算となる。

 データ通信量の増減やWi-Fi接続する端末によってバッテリー消費は増減するが、カタログスペック値の連続通信時間13時間は実環境でも十分ありえる数値といえる。なお、テストではバッテリーの消費を抑える「エコモード」は設定していない。エコモードでは、Wi-Fi対応機器が接続されていない状態で一定時間操作がないと、Wi-Fi機能を自動的にオフにしたり、画面の明るさや点灯時間を設定したりできるので、長時間利用する場合は覚えておきたい。

Mobile Wi-Fi E5383 「エコモード」を活用すれば、さらに連続通信時間は延長できる
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提供:ファーウェイ・ジャパン
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2016年12月31日