ファーウェイが満を持して投入する「HUAWEI P20 Pro」が、ドコモから発売される。何といっても、背面にLeicaと共同開発した3つのカメラを搭載しているのが大きな特徴。このカメラは何がすごいのか? 早速その実力をチェックしていこう。(提供:ファーウェイ・ジャパン)
2014年からSIMフリー市場でシェアを拡大してきたファーウェイのスマートフォンが、ついにNTTドコモから発売される。ファーウェイは世界各国でスマホの販売だけでなく、携帯電話事業者の基地局や通信網までも手掛けている高い技術力を持ったメーカーだ。ドコモにも、以前からモバイルWi-Fiルーターやタブレットを供給しており、品質の高さには定評がある。
そんなドコモから、2018年のフラグシップスマホ「HUAWEI P20 Pro」が満を持して発売される。この記事では、世界中から注目を浴びるP20 Proの魅力を徹底解説していく。
ディスプレイは約6.1型で画面比率18.7:9の有機EL(1080×2240ピクセル)を採用。縁や上部ノッチの面積を最小限に抑えることで、他社モデルと比べても高い画面占有率を実現した。この狭額縁設計により、片手持ちでも快適に操作しやすいスリムさを実現している。
背面は全体を曲面ガラスが覆い、側面のメタルフレームにかけて滑らかな丸みを持たせた形状となっている。手のひらへの収まりよさはもちろん、深みのある光沢や素材の手触りはまさにハイエンドらしい上質感を持っている。
実際に操作してみると、ワイド画面でSNSやニュースサイトの情報を1画面でまとめて見やすいのがうれしい。大画面モデルにもかかわらず、片手持ちでのフリック入力も楽だ。
P20 Pro最大の特徴は、 カメラメーカーLeica(ライカ)と共同開発した「トリプルカメラ」だ。
これまでもファーウェイはLeicaとともにダブルレンズカメラの画質を向上させてきたが、今回は光学3倍相当のズームが可能な望遠レンズを搭載したのが大きなトピック。さらに、スマホでは最大級の1/1.7型の4000万画素センサーを搭載して、感度を最大ISO 102400に対応させることで、スマホのカメラ性能をさらに上の次元へと引き上げてきた。
背面の3つのカメラはそれぞれF1.8の4000万画素RGBセンサー、F1.6の2000万画素モノクロセンサー、F2.4の800万画素RGBセンサー(望遠レンズ)という構成で、撮影時にはこれら3つのカメラの情報を瞬時に組み合わせて高画質化を実現している。
望遠レンズは標準の27mmの広角から光学3倍の80mm相当(※35mmフィルム換算)まで対応している。通常のRGBセンサーとモノクロセンサーを組み合わせることで、2.9倍まで画質劣化を抑えてズームができる。ここに望遠レンズを組み合わせることで、画質劣化の少ないズーム倍率が3〜5倍まで伸びる。つまりP20 Proでは、最大5倍相当の光学ズームが可能というわけだ。動物や建築物など、近づいて撮影しにくいものも撮りやすい。
P20 Proのカメラは、AIのおかげで、カメラに詳しくなくても高品質な写真を撮影できる。標準の撮影モードでは、カメラを向けた被写体をAIアシスト機能が認識し、最適な設定やモードに切り替えて撮影してくれる。被写体に応じて手動で撮影の設定をしなくて済むわけだ。
例えば人物なら、美肌や背景ボケを楽しめるポートレート撮影に切り替わる。この他、料理や青空、猫や犬、書類といった19種類の被写体を認識し、それぞれに応じた撮影モードで見栄えのする写真を撮れる。
中でも、ポートレート撮影と望遠レンズの組み合わせはお勧めだ。というのも、光学3倍で80mm相当のレンズは、スマホで一般的な広角レンズと比べると、被写体に近づいて撮影してもゆがみが少ないという特性がある。プロが一眼レフで人物ポートレートを撮るときも定番のレンズとなっている。
P20 Proではカメラを人物に向けるとAIアシストによりポートレート撮影モードに切り替わるので、この状態で望遠レンズを使うだけで、ゆがみの少ない写真が撮れる。美肌の「ビューティ補正」機能や背景ボケも加わって、プロが一眼レフを使ったかのようなポートレートを撮れる。つまり、単に遠くのものを撮るだけでなく、人物写真を撮る際も、望遠レンズを使うのが効果的というわけだ。InstagramなどSNSに本格的な写真を投稿したい人は要注目の機能だ。
写真のブレも、AIが被写体の動きを先読みする4D予測フォーカスと、強力な光学式と電子式手ブレ補正が防いでくれる。カメラが動く被写体を認識すると自動的にフォーカスを合わせるので、ユーザーは特別な操作をしなくてもブレの少ない写真を撮影できる。また、ブレを先読みして手ブレを抑える「AI手ブレ補正」にも対応している。
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