Newton【にゅーとん】

【国内記事】

2002年2月4日更新

　アップルコンピュータが“業界初のPDA”として開発した製品がニュートン（Newton）である。Newtonそのものは，OSの名前であって，製品個々の名前ではない。例えば製品には「MessagePad」という名前が付いている。既にアップルコンピュータはNewtonから撤退しており，現時点では開発も販売も行われていない。ビジネス的には失敗だったといえよう。ここで培われたPDAのノウハウは，今はPalmへと引き継がれるている。

　Newtonの最終バージョンは2.1だが，1.xも含めて日本語版OSは開発されていない。しかし，MessagePadシリーズに日本語版の製品は存在する。実はエヌフォーが販売する日本語環境「UniFEP」を組み込むことで，あたかもオリジナルの日本語版OSであるかのように，Newtonを使うことができるというものだ。

　最終モデルであるMessagePad 2100に至っては，日本語環境を最初から組み込んだ本体がエヌフォーから発売されている。また，このソフトは「N.L.K.」(Newton Language Kit)として単体でも販売され，Newton OS 2.1 で動作するMessagePad 2000や，eMate300にも利用することができる。

　ちなみに，Newtonといえば，引力を発見したことで知られるイギリスの哲学者・数学者「アイザック・ニュートン」のことである。なぜアップルのPDAがNewtonなのか。「木から落ちるりんご」＝「持ち運べるアップル」という説があるようだ。

MessagePad 2100日本語版：http://www.enfour.co.jp/newton/images/mp2100j.gif">

関連リンク
エヌフォー
「MessagePad 2100 日本語版」を発表

[江戸川，ITmedia]

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