“動画クリッピング”より“写メール”?iモーションよりもPocket PC 2002よりも,ZDNet Mobileの読者が注目したのは「CLIE」であり「J-SH51」だった。
先週のアクセスランキングは,ほとんどが新型「CLIE Tシリーズ」と「J-SH51」の話題に占められた。新CLIE TシリーズはPalm OSを搭載したソニーのPDA,J-SH51は来年1月にJ-フォンから発売されるシャープ製の携帯電話だ。 NTTドコモの動画クリッピングサービス「iモーション」対応端末の発売や,Pocket PC 2002搭載機の発表も行われた1週間だったが,読者の興味はそちらではなかったようだ。 CLIE Tシリーズの魅力は?CLIE Tシリーズを触った某編集者は,「安くてカラーで,PIMとして使うんだったら最高。m505の立場はどうなるの? 」と新CLIEにご満悦のようす。家庭のテレビやビデオなどを操作できる赤外線リモコンとして使えるなど,「PIMとしての新しい使い方を提案しているのがいい」とも。 ちなみに,「CLIE Sシリーズ」「CLIE Nシリーズ」「CLIE Tシリーズ」と続いてきたソニーのPalm OSデバイスだが,それぞれのアルファベットは何を意味しているのだろう? 今回の“T”は最薄がウリだし,SonyのS,NewのN,ThinのTではないか……なんて,勝手に想像。真相をご存知の方はぜひ連絡いただきたい。 機能てんこもりはやっぱりウケる?J-SH51がすごいのは,「これでもか!」というくらい機能満載なところ。使わない機能でも入っていると嬉しくなってしまうのは,日本人ならではなのか!? でも,だからこそ,最初は珍しいもの好きな人しか買わなかったカメラ内蔵携帯がここまで流行したのかもしれない。 “写メール”という言葉は完全に認知されたようで,NTTドコモの立川社長もKDDIの小野寺社長も,自社のカメラ内蔵端末について聞かれて「写メールは……」と答えていた。 ここまでの成功はさすがにJ-フォンでも予想していなかったようだ。「社内でも,こんなに流行るとは思っていなかった。CMを見て,あの変な踊りは何? と言われていた」(J-フォン関係者) J-SH51を見ていると“J-フォンならば音楽再生端末もヒットさせられるかも”という期待さえ胸をよぎる。KDDIの音楽再生機能付き携帯電話,「C404S」が失敗し,音楽配信機能付きの端末はことごとく低迷。携帯と音楽は相性がいい! と思っていただけに,これらを残念に感じていたのだ(7月9日の記事参照)。 “カメラ内蔵携帯”というありそうでなかった(あることはあったが,コンセプトはテレビ電話だった)携帯をここまでヒットさせたJ-フォンならば,音楽再生もメモリカードも,もしかしたら普及させてしまうのかもしれない。 J-フォンのGreen社長は,Javaや3Dポリゴンなどの“技術力”と,写メールなどの“営業力”がJ-フォンの強さだと語っている。「技術力だけがあっても売れない」のは確かに真実だろう。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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