News | 2000年10月16日 02:47 PM 更新 |
ソニーは10月16日,新感覚のデザインを採用した新型バイオノート「バイオQR」を正式発表した。「持つ楽しみの追求」というコンセプトのもと,ポリカーボネートのつややかな本体に,取っ手と一体化したシルバーのパイプをめぐらせたユニークな外観となっている。ただ,現時点では搭載CPUやメモリ・HDD容量などが「決まっていない」(同社)という異例の発表となっている。発売は11月下旬。価格はオープンで,実売予想価格は20万円前後。
バイオQRは,9月8日に開かれた「VAIO EXPO 2000」の中で開発表明されていた機種。同時発表された「バイオGT」と同じく,従来のバイオノートのラインアップとは一線を画した新シリーズとして登場した。
ディスプレイカバーの周囲に空洞のアルミパイプをめぐらせ,「パイプいす」(同社)を思わせる独特のデザインを特徴付けている。パイプは上部で取っ手になっており,持ち運ぶ際に利用することができる。本体カバーはブルー系のカラーリングが施されたポリカーボネイト製。特殊なコーティングで輝くつやが目を引く。
ソニーはバイオQRの発表に当たり,搭載CPUとチップセット,グラフィックアクセラレータ,メインメモリとVRAM,HDDの容量をすべて公開しておらず,新製品の正式発表としては異例の事態となっている。同社は理由について,「部品関連の諸般の事情により」としており,詳細は追って発表するという。
現時点で公表されているバイオQRの主な仕様は以下の通り。
製品名 | PCG-QR1-BP |
ディスプレイ | 13.3型TFT液晶(XGA,約26万色) |
ドライブ | CD-ROMドライブ(最大24倍速) |
通信 | 56Kbpsモデム,LAN(10/100BASE-TX) |
インタフェース | PCカードスロット(Type II×2またはType III×1),USB×2,外部ディスプレイ×1,IEEE 1394×1,モジュラージャック×1,マイク入力×1,ヘッドフォン×1,10/100BASE-TX×1 |
電源 | リチウムイオン充電池(約2.5〜3.5時間駆動) |
サイズ | 約330.6(幅)×261.1(奥行き)×47.2(厚さ)ミリ |
重量 | 約3.2キロ |
価格 | オープン |
なおバイオQRは「WORLD PC EXPO 2000」(10月17〜21日)に出展される。
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