News | 2000年11月14日 05:47 PM 更新 |
ソニーは米国ラスベガスで開催されている「COMDEX/Fall 2000」において,「メモリースティック拡張モジュール」(仮称)を参考出展している。カメラモジュール,GPSモジュール,指紋照合モジュールの3タイプがあり,2001年の商品化を予定している。
メモリースティック拡張モジュールは,メモリースティックの形状・端子などの基本仕様をベースに,同社独自の高密度実装技術を使って開発したもの。この技術については,「ウワサの超小型デジカメを見てきました 」の記事を参照。なお,現行のVAIOシリーズや「CLIE」でメモリースティック拡張モジュールが利用できるかどうかは未定だが,「(拡張モジュール)対応機器として,新たに製品を開発する」(ソニー)見込みだ。
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左から,GPSモジュール,カメラモジュール,指紋照合モジュール |
カメラモジュールは,10万画素のCMOSセンサーを装備し,専用ソフトを利用して撮影・再生などを行う。GPSモジュールは,衛星からの情報を受信するアンテナを内蔵し,ユーザーの緯度・経度情報を取得することができる。
一方,指紋照合モジュールは,メモリースティック本体部分にインタフェースを装備することで,超小型・軽量を実現。ただ,このままのサイズだとメモリースティックスロットに埋もれてしまうので,「拡張モジュール対応機器では,指紋照合部分が露出するように本体をくり抜く」(ソニー)といった工夫が施されるもようだ。なお,ソニーによれば,本人拒否率は1%以下で,他人受け入れ率は0.1%以下だという。
メモリースティック拡張モジュールの主な使用は以下の通り(なおプロトタイプのため,商品化の際には仕様が変更される場合もある)。
カメラモジュール
本体サイズ:24(横)×77(縦)×15(厚さ)ミリ
映像素子:CMOSセンサー(10万画素)
画像解像度:332×288ピクセル
GPSモジュール
本体サイズ:31(横)×112(縦)×11.5(厚さ)ミリ
重量:9グラム
信号受信フォーマット:16チャンネルパラレルレシーバー
指紋照合モジュール
本体サイズ:21.5(横)×50(縦)×2.8(厚さ)ミリ
重量:4グラム
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