News | 2000年12月21日 06:05 PM 更新 |
日立製作所は12月21日,水彩画作成ソフトやアニメーション作成ソフトなどを搭載したペン入力タイプのPC「FLORA-ie アニメスタジオ」を1000台限定で発売した。価格は15万8000円。
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お正月には水彩画? |
日立は,特定用途に絞ったPCの開発を進めており,これまでにも“将棋パソコン”や“アイスホッケーパソコン”などを発売している。今回の“水彩画パソコン”もその一環となる。最近,ソニーの「バイオL」のようにペン入力を利用したグラフィック指向の製品が人気であることから,日立では特定用途PCの新製品としてアニメスタジオを選んだという。
「大人になると,画用紙に絵を描くことなどなくなるが,最近,PCが普及したことでグラフィックを楽しむユーザーが増えている。それなら,マウスではなくペンのほうが扱いやすいだろう」(日立)
アニメスタジオに収録されるグラフィックソフトは,水彩画作成ソフトの「脳の鏡 for HITACHI」およびアニメーション作成ソフト「手書きアニメーション」など3種類。脳の鏡 for HITACHIは,平筆・丸筆・角筆・毛筆という4種類のペンを用意し,にじみ効果の「水ツール」により水彩画を描くことができる。また,「再生ボタン」を備えており,描画プロセスをアニメーションとして再生することも可能だ。
また,手書きアニメーションは,作成した複数の線画に,中間コマ絵を自動的に挿入することでアニメーションを作成するソフト。作成したアニメーションは,Javaアプレットとしてホームページで公開することができる。
主な仕様は以下の通り。
製品 | FLORA-ie アニメスタジオ |
CPU | モバイルCeleron/266MHz |
メモリ | 96Mバイト |
HDD | 6Gバイト |
ディスプレイ | 10.4型TFT液晶 |
モデム | 56Kbps |
OS | Windows 98 Second Edition |
価格 | 15万8000円(1000台限定) |
発売日 | 12月21日 |
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