News	2001年2月21日　11:03 PM 更新

NTTCom，三洋製携帯プレーヤー向けの音楽配信を3月に開始

三洋電機の新しいシリコンオーディオプレーヤー「SSP-PD9」を使えば，著作権を保護した形で音楽を携帯できるようになる。

　NTTコミュニケーションズ（NTTCom）は2月21日，同社の音楽配信プラットフォーム「Arcstar MUSIC」において，携帯型シリコンオーディオプレーヤーで再生できる楽曲の配信を行うと発表した。三洋電機から同日リリースされたMMC対応のプレーヤー「SSP-PD9」の発売に合わせ，3月1日からサービスを開始する。

　Arcstar MUSICは，以前からWMT（Windows Media Technologies）による音楽配信を行っていたが，携帯型のプレーヤーに転送できるサービスは初めて。これまでは，ダウンロードした楽曲はPC上で再生するしかなかった。

　しかし，今回のサービスでは，「Windows Media Plyer 7」から著作権を保護した形でSSP-PD9へ転送することができるようになる。逆に，一度MMCに書き込まれた楽曲データは，PCにダウンロードすることはできない。

三洋のSSP-PD9。テキサス・インスツルメンツ製のプログラマブルDSPを搭載したことで，WMA，MP3，AACのマルチデコードに対応した。「Windows Media Audio8」（WMA8）もサポートし，長時間録音も可能だ。価格は4万1000円

　なお，WMT対応の楽曲配信は，現在9つのレコード会社が行っており，各サイトにあるWMT形式の楽曲は，すべてSSP-PD9で再生可能になる予定だ。その際，楽曲データの価格や仕様に変更はないという。代表的な音楽配信サイトは以下の通り。

企業名	サイト名
徳間ジャパン	em-colle!
BMGファンハウス	Click 2 Music Japan
ポニーキャニオン	キャンディドットコム
日本クラウン	CROWN MUSIC ONLINE
バップ	vap@WEB
セーニャ・アンド・カンパニー	SENHA＆Co

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