News 2001年5月25日 04:50 PM 更新

“IT”をカサにきるIBM

「ThinkPad iSeries s30」が発表された5月23日,人知れず出荷を開始した,もう1つの新製品があった。IBMが報道関係者を牛耳るために開発した,革新的なリサイクル商品とは?

 日本アイ・ビー・エムは5月23日,夏の新製品発表会に集まった報道関係者に対して,あるノベルティを配布した。これは,ThinkPadの誕生10周年を記念して制作されたもの。一見なんの変哲もない折り畳み傘だが,そこには恐るべき秘密が隠されていた。

 このノベルティは「IT Umbrella」という。翻訳すると「IT傘」だ。ThinkPadと同じ漆黒のボディに,TrackPointを思わせる真っ赤な柄を装備し,ネーム(スナップが付いている帯状の布地)にはIBMのロゴマークが眩しく光っている。


IT傘を使用すると,雨や雪を回避できる

 IT傘は,IBMと東レが共同開発した。このため,両社の頭文字をとって“IT”傘という。傘を構成する部品すべてが再生素材という点が特徴で,フレーム(傘骨)はThinkPadのきょう体に使われていたカーボンファイバー,生地と柄の部分はペットボトルの再生樹脂でできている。カーボンファイバー製のフレームはさすがに軽く,重量は全体でわずか190グラムだ。

 気になるスペックは以下の通り。

製品名 IT傘
素材 リサイクルカーボンファイバー,アルミニウム,リサイクルナイロン素材,ナイロン樹脂
携帯時寸法 280(長さ)×50(直径)ミリ
拡張時寸法 570(長さ)×930(直径)ミリ
重量 190グラム
出荷日 5月23日(非売品)

 折しも外は雨。さっそく使おうとカバーを外した瞬間,IBMパーソナルシステム事業部の橋本孝之事業部長が衝撃的な言葉を発した。

「これで,皆さんもIBMの“傘下”に入るわけです」

 しまった。罠だったか。


すっかりIBMの傘下に入ってしまったMobile担当編集者S。「なんとも言えない安心感がある」

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関連リンク
▼ 日本アイ・ビー・エム
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[芹澤隆徳, ITmedia]

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