News 2001年6月4日 11:59 PM 更新

COMPUTEX TAIPEI 2001開幕――P4用の新チップセットなど

Pentium 4用のVIAの新チップセット「Apollo P4X266」や,SDRAMに対応する「Intel845」チップセットのマザーボードが紹介されている。


今年で21回目を数えるCOMPUTEX TAIPEI 2001

 今年も「COMPUTEX TAIPEI」が開幕した。昨年と同様,台湾・台北市の「台北世界貿易中心」(世界貿易センター)の第1,第2展示場(Hall 1およびHall 2)と国際会議場(Hall 3)が使用されている。総出展社数は1071社と,昨年の1030社と比べてわずかだが増加している。

 第1展示場は一番大きな展示スペースで,AからDまでの4つのエリアに区切られたところに,マザーボードやパソコン本体,周辺機器やハンドヘルドデバイスといった,ありとあらゆるPC関連機器が展示されている。第2展示場は第1展示場に比べると半分程度のスペースだが,ASUSTeKやGigabyte Technology,FIC,MSIといったおなじみのマザーボードメーカーがひしめいている。Hall 3のある国際会議場では,通常のブース展示のほか,「Plenary Room」と呼ばれる大ホールでセミナーが開催されている。

 第1展示場では,Pentium 4用のVIAの新チップセット「Apollo P4X266」が展示されていた。DDR SDRAMもしくはPC100/133 SDRAMが利用可能なチップセットで,USBも6ポートをサポートする。これと合わせるかのように,国際展示場のIntelブースでは,SDRAMに対応する「Intel845」チップセットのマザーボードが紹介されている。各社のマザーボードがATXとMicroATX合わせて63枚展示されており,IntelのPentium 4普及にかける意気込みが感じられる。


VIA Technologiesの「Apollo P4X266」チップセット。実際に手に入れられる時期は「今後の各社の動向次第」としか,現時点ではコメントが得られなかった


Intelのブースに展示されていた,SDRAMをサポートするPentium 4用チップセット「Intel845」を採用した各社のマザーボード

 第2展示場では,6月4日発表のNVIDIAの「nForce」(別記事参照)が,正式発表前にもかかわらず午前中から展示されていた。MSIが1日にリリースを発表済みだったためか,ASUSTeK ComputerやGigabyte Technology,そしてもちろんMSIのブースで堂々と展示されていた。

 COMPUTEXでは5日にAMDの新CPUの発表が予定されている。明日以降も詳しくCOMPUTEX TAIPEI 2001の詳細をレポートしていく予定だ。


FICのブースに展示されていた「AquaPAD」。CPUにCrusoeのTM3400/400MHzを使用している。Windows XPの英語版が動作していた

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[今藤弘一, ITmedia]

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