News | 2001年6月11日 09:16 PM 更新 |
Weekly Top10(6月3日〜9日)
【国内記事】 | 2001年6月11日 09:16 PM 更新 |
先週のトップを飾ったのは,“速すぎて売れない”という状況にあるPentium 4プロセッサの記事。現状のPCの用途であれば,Pentium IIIの800MHz〜1GHzで十分であり,わざわざ高価なP4マシンを購入する必要はないというのが一般ユーザーの見方のようだ。
ただ,高価といっても,米IntelはPentium 4の価格を引き下げ,Pentium IIIからの移行を促そうとしている。例えば,エプソンダイレクトではPentium 4/1.7GHz搭載の「Endeavor Pro-900」を16万9000円から,デルコンピュータでは,Pentium 4/1.4GHzを搭載する「Dimension 8100ベーシックモデル」を16万1200円から販売している。
数年前なら,最新のプロセッサを搭載したハイエンドモデルがこの価格で販売されることなど考えられなかった。だが,PCの販売価格下落により,“必要十分”な能力を持つPentium III/1GHz搭載機が軒並み10万円を切っている状況では,Pentium 4マシンが思うように競争力を発揮できないのも無理はない。
「Pentium 4搭載機は,RDRAMの価格がネックとなってシステム単価が高価になってしまっている。さらに,SSE2対応アプリケーションも少ない。だが,逆に言えば,SDRAM対応のチップセットが登場し,アプリ環境が整えば,Pentium 4が普及するチャンスだ。秋には,Windows XPがリリースされることもあり,Pentium 4は年末商戦に本番を迎えるだろう」(PCメーカー関係者)
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