News | 2001年6月28日 01:18 PM 更新 |
コンパックは先日,企業向けPCブランドをEvoに統一することを発表,B5ファイルサイズのサブノートPC「Evo N400c」を発表したばかりだが,ニューヨークで開催中のTECHXNYで,同社はさらに小型のB5サブノートPC「Evo N200」を発表した。超低電圧版Tualatinと440MXを搭載しており,搭載メモリは128Mバイト,ハードディスクは20Gバイト。低電圧版Tualatinが発表される今秋の発売が見込まれている。
N200には10.4インチXGA TFT液晶パネルが搭載されており,グラフィックコントローラはATI TechnologiesのMobility L(ビデオメモリ4Mバイト)を搭載。キーピッチは17ミリ程度で配列はN400cに準ずる。プライマリバッテリーは交換不可の内蔵リチウムポリマー6セル(容量不明)で,重さは1.133キロとかなり軽量。サイズは25.15×19.88センチ,厚みも2.11センチしかない。またN400cと同様のキーボードスタンドにもなるセカンドバッテリ(シリンドリカル4セル)を装着でき,8時間のバッテリーライフを実現するという。
I/Oコネクタ関係はUSBが2ポート,PCカードTYPE IIが1スロット,ポートリプリケータ用コネクタが1個あり,IrDAやVGA出力(標準サイズのコネクタ)も装備している。イーサネットおよびモデムも利用可能だ。またポートリプリケータ機能やコモンマルチベイ(CD-RWやDVD-ROMが装着できるホットスワップ対応のベイ)を備えたドッキングステーションもオプションで用意されている。
実はこのマシン。一度日本で紹介されたことがある。N400cの日本での発表会において,数多く並べられたEvoロゴの入ったPCのひとつとしてN200が置かれていた。
現時点で,このクラスでは最も軽量なノートPCとなるだけに,B5サイズのファンにとっては有力な選択肢となるだろう。同じセグメントには,コンシューマー向けに他社も新製品を投入すると見られる。
もっとも,日本でのB5ノートPC人気は個人ユースに支えられている面もある。EvoシリーズはPresarioシリーズとは異なり基本的に企業向け代理店の販路しかないため,個人で入手する際にはダイレクト販売に頼らなければならないかもしれない。この点については,発売が近くなった時点でコンパックサイドに確認するほかないだろう。
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