News 2001年7月19日 11:55 PM 更新

最新機種とキャンギャルが集う“アツい”夏の祭典――AKIBAX2001(2)

 PCメーカーや周辺機器メーカーも,さまざまな趣向を凝らして来場者の獲得に躍起になっていた。PCメーカーでは,前述のソニーのほか,東芝,富士通,IBM,コンパック,松下電器,日立製作所,シャープ,カシオ計算機が出展。秋葉原電気街と連携して,PC夏モデルなど新製品をアピールしていた。

東芝は,ブース中央にソファーやTV,机などを置いて“家庭内の部屋”を再現。「Go!Broadband」をテーマとしてDynaBookやLibrettoなどノートPC,HDD&DVDビデオレコーダーなどを紹介

日立製作所は話題の32型プラズマTVを中心にリビングルームでの新しいAVシステムを紹介。Prius DeckなどPCも

 周辺機器メーカーは,キヤノン,富士写真フィルム,エプソン販売,富士ゼロックスといったイメージング関連の企業が,デジカメやカラープリンタ,スキャナなどを実演を交えて紹介していた。

エプソンは「まるで写真屋さん」がテーマ。デジカメで撮った画像をその場で印刷してもらえる

富士フィルムアクシアは,FinePixシリーズを使った撮影会や、画像ネットサービスを紹介

 会場内のメインステージでは,連日多彩なイベントが目白押し。ブロードバンドシンポジウムやeビジネスサイト構築ノウハウといった硬めの内容から,女子高生アイドルやネットアイドルなど軟らかめの催し物まで盛りだくさんで,これだけを見ていても1日過ごせそうだ。発表前の新製品情報が聞けるイベントもあるようなので,要チェック。

19日には,女子高生アイドル!?小向美奈子さんのトークショーも。21日にはMALTAのライブも行われる

 会場内はPRESS以外は撮影禁止となっている。それなのに,なぜかあちこちでフラッシュがピカッと光るのが不思議だ。昨年までは「結構黙認していた」(AKIBAX関係者)というが,今年の“カメラ規制”は,昨年よりも厳しくなっている様子だ。AKIBAXスタッフや警備員が会場内で目を光らせているから,カメラ小僧の方はご注意あれ。

撮影禁止のはずなのに,キャンギャルがポーズをとるとフラッシュの嵐が……

カシオブースでは,QV4000を使った撮影会が行われていた。ここでは堂々と撮影できるが,撮った画像の持ち帰りは不可

 会場内には,第2東京タワーとしてウワサの“秋葉原タワー”の模型が展示されていた。駅前広場を中心に,高さ700メートルに及ぶ巨大な建造物の模型が精密に作られており,来場者の多くが思わず足を止めて眺めていた。

秋葉原タワーの構想模型

 地上波デジタルの発信基地としての役目以外に,オフィスビルや娯楽施設も兼ねた作りになっており,「IT対応型最新オフィス」や「空中楽園都市」(これは展望台やレストランなどが入った施設)といった,かなり具体的な内容が描かれているので,秋葉原タワー構想もかなり具体的な話に突入かと思いきや「あくまでも“構想”モデル」(AKIBAX関係者)とのこと。

駅前広場閉鎖を告げる看板
 実は,毎年AKIBAXが開催されている駅前広場は,駅前再開発のためAKIBAXが終わる22日(日)をもって完全閉鎖となってしまう。従って,屋外イベントとしてのAKIBAXは今年が最後なのだ。駅前広場の入り口付近には,終わりを告げる看板がひっそりとたたずんでいた。

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関連リンク
▼ AKIBAX公式ホームページ

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[西坂真人, ITmedia]