News 2001年10月19日 09:15 PM 更新

発売初日から,売り切れ店続出!――使い切りデジカメ(購入編)

話題の使い切りデジカメ「撮ってもEG」が,本日より販売を開始した。初日から早くも売り切れ店が出るほどの人気を呼んでいる。編集部でも苦労の末,ようやく入手できた。

 話題の使い切りデジカメ「撮ってもEG」(10月9日の記事参照)が,本日10月19日より販売を開始した。都内のコンビニと書店を使ってのテスト販売だが,初日から飛ぶように売れ,早くも売り切れ店が出るほどの人気を呼んでいる。


話題の使い切りデジカメ「撮ってもEG」

 撮ってもEGは,旭光学工業とアルテック,三洋電機が共同開発したリユース対応のデジタルカメラだ。使い切りカメラ(一般的には“使い捨てカメラ”。レンズ付きフィルムとも言う)と同様のシステムで,撮影後に店頭で回収し,プリントをユーザーに手渡す仕組みとなっている。

 撮ってもEGの販売/プリントサービス窓口としては,コンビニエンスストアの「デイリーヤマザキ」と書店の「三省堂書店」が選ばれた。今回はテストケースということで,都内7店,名古屋市内1店の計8店舗でのみの販売となっている。

 デイリーヤマザキは渋谷3丁目店,千川駅前店,池袋2丁目店,白金台2丁目店,砧店の5店で,三省堂は神田本店,東京駅大丸店,名古屋高島屋店の3店で試験販売を行う。

 発売日となった本日,編集部でも,一般ユーザーと同じように販売店での購入を試みたのだが,「まだ入荷していない」「すでに売り切れた」という店ばかりでなかなか入手できない状況が続いた。ようやく4店目のデイリーヤマザキ渋谷3丁目店で,待望の使い切りデジカメ入手に成功した。


4店目でようやくGETした“撮ってもEG”

 同店では店舗外に“撮ってもEG”のポスターを張り出してアピール。店内入ってすぐの目立つ場所に,即時プリントを行うアルテック製のプリント端末が設置してあった。


店内に設置されたアルテック製プリント端末。店頭で即時プリントが行える

 ユーザーは,店頭で“撮ってもEG”を1980円で購入。この料金には,24枚+インデックス1枚分のプリント代が含まれている。撮影後に本体を再び持ち込むと,店のスタッフがプリント端末とケーブルで接続し,撮影した画像がプリントされるというシステムだ。本体はその場で返却し,持ち帰ることはできない。プリントサービスは本体購入店でなくても可能で,テスト販売を行う6店全てで受け付けている。

 今回は入手まで苦労した一方で,各店で実際の販売状況を聞けた。

 三省堂書店では,当初告知されていた発売日である本日午前10時の開店から販売を開始。30台入荷した神田本店では,開店と同時に全て完売する状況だったという。同じく30台入荷の大丸東京店でも午前中に売り切れている。

 デイリーヤマザキは,渋谷3丁目店と砧店の2店で本日より発売を始めており,残り3店は10月22〜23日に販売する予定だ。

 編集部が独自に調査した各店舗の入荷台数と販売状況は以下の通り(10月19日午後5時現在)。

販売店 入荷台数 販売状況
三省堂神田本店 30台入荷済 開店と同時に売り切れ
三省堂大丸東京店 30台入荷済 午前中に売り切れ
三省堂JR名古屋高島屋店 25台入荷済 残り10台
デイリーヤマザキ渋谷3丁目店 50台 残り8台
デイリーヤマザキ砧店 50台 残り15台
デイリーヤマザキ千川駅前店 30台(予定) 10月22日午前10時販売開始
デイリーヤマザキ池袋2丁目店 25台(予定) 10月22日午前10時販売開始
デイリーヤマザキ白金台2丁目店 30台(予定) 10月23日午前8時販売開始

 編集部が入手した 撮ってもEG は,追ってレビューをお届けする予定だ。

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[西坂真人, ITmedia]

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