News:ニュース速報 | 2002年7月4日 07:09 PM 更新 |
東芝は7月4日、OSにPocket PC 2002を採用したPDA「Pocket PC e740/W」を発売した。同OS採用の「GENIO」とは異なる企業向けモデル。無線LAN通信機能を内蔵したモデルも用意した。サーバなどと組み合わせたシステム販売が中心となる。
IEEE 802.11b準拠の無線LAN通信機能を内蔵した「e740W」と、無線LAN機能が省かれた以外は同仕様の「e740」の2機種をラインアップした。
CPUは、「GENIO e550G」と同じXscale PXA250/400MHzを搭載。メモリはROM 32Mバイト/RAM 64Mバイトを備えた。ディスプレイは3.5型カラーTFT(240×320ピクセル、6万5536色表示)。コンパクトフラッシュカードとSDメモリーカードに対応した計2スロットを装備したほか、RGB出力やUSBホストコネクタを備えた拡張パックも装着できる。
標準バッテリで最大約9.5時間、オプションの大容量バッテリ搭載時で最大約29時間の長時間駆動が可能としている。パック式バッテリを採用したため、交換も簡単になっているという。
サイズは80(幅)×16(奥行き)×125(高さ)ミリ、重さはe740Wが約190グラム、e740が約180グラム。
ノートPCやサーバなどと組み合わせ、企業向けモバイル情報システムなどに組み込んで販売する形となる。そのため店頭小売り販売などは行わないが、実売価格はe740Wが7万円台半ば、e740が6万円台半ば程度になる見込み。
関連記事
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.