News 2002年10月17日 10:27 PM 更新

仲根かすみに富士通ホームロボット――WPC EXPOフォトレポート

MSNブースは仲根かすみちゃんの登場でヒートアップ! マイクロソフトのPCゲームブースではあの大先生が出撃だ!

 東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催中の「WPC EXPO 2002」。MSNが主催した仲根かすみちゃんのイベントをはじめ、富士通のホームロボットや新型AIBOなど会場の模様をフォトレポートでお伝えしよう。

私の好きな果物は?

 MSNは、タレントの仲根かすみちゃんをゲストに招いたクイズ大会「仲根かすみちゃんとMSNメッセンジャーで決戦ジャー」を開催。10月7―9日にかけて行われた予選を勝ち抜いたユーザー3人がWPC EXPO 2002のマイクロソフトブースに招待された(9月30日の記事参照)。決勝戦は、“憧れの”仲根かすみちゃんが出題者。優勝者には、彼女からスペシャルプレゼント(プジョーの自転車)が手渡されるとあってか、MSNメッセンジャー上で激しいバトルが繰り広げられたのだった。


 ゲーム開始直後にいきなりハプニングだ。このクイズでは、出題と回答はMSNメッセンジャーを通じて行われるはずなのに(もちろん、MSNメッセンジャーの楽しさをアピールするイベントだから)、かすみちゃん、ちょっと緊張気味だったようで、マイクを手にしていきなり口頭で「私の好きな果物は?」と聞いてしまった。間違いに気が付いて、慌ててMSNメッセンジャーに質問を入力したかすみちゃんだが、みんな同じ場所にいるのに、IMで質問するのも不自然だよね……(と、一応フォロー)。


 ちなみに、決勝戦で出題された質問は、ほとんどかすみちゃんのプライベートに関するものだったのだが、ファイナリストの3人は誰も満足に答えられなかった。「私の誕生日は?」や「その日は何曜日?」など非常にベーシックな内容だったのだが、手当りしだいに適当な答えをメッセンジャーに打ち込んでいた。

 かすみちゃんファンにしては、ちょっと様子がおかしい。「実は、仲根さんのファンの方よりも、“IM使い”のユーザーが勝ち残ったんですよ」(MSNの土肥亜都子さん)とのこと。会場にいたかすみちゃんファンは、かすみちゃんとの絡みも淡々とやっていた回答者を見て、「おれだったらもっとトークも盛り上げたのに」と下唇を噛んだに違いない。

「お掃除ロボットじゃありません」

 WPC EXPO 2002の会場では、富士通研究所がホームロボット「MARON-1」のデモンストレーションを行っている。「携帯電話から操作できる」のがこのロボットの特徴ではあるが、会場ではノートPCから無線LANを使ってコマンドを送っていた。


巧みに障害物を避けて移動するMARON-1

 「こんなデザインをしているので、よく、お掃除ロボットと間違えられるんですけど、特に掃除機は搭載していません」(富士通研究所の岡林桂樹氏)。主な機能には、家電操作(赤外線通信でコントロール)、ならびに写真撮影(両目がカメラになっている)がある。「家電がすべて情報家電になれば、家電を操作するロボットは必要ないかもしれないが、そのような状況が来るのは早くても10年後。それまでは、携帯と情報家電を結ぶ媒介が必要だろう」(岡林氏)


 会場では、2つの部屋をMARON-1が移動するデモンストレーションを行っていた。それぞの部屋には、扇風機が設置され、PCからスイッチのON/OFFや風力変更を指示すると、各部屋に行って扇風機を付けたり、リズムを変えたりといった作業を行ってみせた。また、外出先からこのように家電を操作した場合、MARON-1のカメラで画像を取り込み、動作状況を確認することもできる。例えば、上の写真(下)では、ランプが点灯しているのが分かる。

 岡林氏は「製品化を前提に(MARON-1の)開発を進めている」と言う。目標は、「1年以内に20万円以下」で発売することだ。「今のところは、人と会話したりするコミュニケーション機能は搭載されていない。その分野では、NECやソニーに遅れをとっているかもしれないが、今後、開発を強化していくつもりである。商品化の際にはコミュニケーション機能に加え、エンターテインメント関連の機能も載せたい。あと、モップぐらい付けてもいいかもしれない(笑)」(同氏)。

零士出撃!

 マイクロソフトのPCゲームブースでは、2002年末発売予定の「エイジ オブ ミソロジー」「コンバット フライト シミュレータ3(CFS3)」「ラリースポーツ チャレンジ」という新作3タイトルを紹介している。


 注目は、あの「JoyChair-R1」を操縦席に使用しているCFS3だ。JoyChair-R1は、2足歩行ロボット「isamu」を開発した川田工業が手がける簡易2軸のモーションベース(7月4日の記事参照)。40度/秒(カタログスペック)という高速な応答速度がウリのJoyChair-R1だけに、CFS3の迫力も倍増することは間違いない。


 ちなみに、この日、PCゲームブースではCFS3のイラストを手がけた松本零士氏のサイン会が開催された。その後、松本氏はJoyChair-R1に悠然と乗り込み、CFS3にトライ。当初は10分だけの予定だったのが、気が付けば報道関係者が誰もいなくなるまでプレイを続行。トークショーで戦闘機のドッグファイトについて熱く語った直後だっただけに、操縦桿を握って血が騒いだのかもしれない。

WPC EXPOになんか……

 ソニーブースで見つけた新型AIBO。赤AIBOと白AIBOである。一般公開されるのは今回が初めてなので、なかなかの注目を集めている。


 別に聞きたくはないのだが、とりあえずお約束で「やっぱり赤くしたのは、アレですか?」と質問してみた。これに対してソニーの担当者、「そんなことを言ってる人たちもいるみたいですね……」とそっけない返事。聞くんじゃなかった(涙)。

 やっぱりWPC EXPOではガンダムネタは通用しないのかと落ち込んでいたら、コクヨブースの「mimio」(ホワイトボードをデジタル化するデバイス)で見つけました。嗚呼、同士よ!


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[中村琢磨, ITmedia]

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