News:ニュース速報 2002年10月18日 11:50 AM 更新

米金融大手7社、IM標準化で新団体設立

金融業界で使われるインスタントメッセージの標準化を進めようと、ウォール街の金融大手7社が新団体の設立

 金融業界で使われるインスタントメッセージ(IM)の標準化を進めようと、ウォール街の金融大手7社が10月16日、新団体の設立を発表した。

 新団体の名称は「Financial Services Instant Messaging Association」(FIMA)。これまで「Instant Messaging Standards Board」(IMSB)として活動してきたグループが設立したもので、参加企業はCredit Suisse First Boston、Deutsche Bank、Morgan Chase、Lehman Brothers、Merrill Lynch、Morgan Stanley、そしてUBS Warburg。

 IMSBは先日、非公式にAOL Time Warner、Microsoft、IBMなどの企業向けIMサービス提供会社と会合をもち、IMサービス間の相互運用の実現を求めたと伝えられている。

 現在IM市場をリードしているのはAOL Instant Messenger、ICQ、Yahoo! Messenger、MicrosoftのMSN Messengerで、それぞれに多くのユーザーを抱えているが、競合サービス間での互換性がないため、例えばYahoo!のIMユーザーが直接AOLのIMユーザーと通信することができない状態。

 金融機関向けのIMサービスとしては、Reutersが先日、Microsoftとの共同開発サービス「Reuters Messaging」の立ち上げを発表している。

関連記事
▼ 米大手金融各社、IMサービス会社に相互運用実現を要請
▼ Reuters、金融機関向けIMサービス開始

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.