News:ニュース速報 | 2002年11月20日 09:20 PM 更新 |
首都圏でFM放送「J-WAVE」(81.3MHz)を運営するエフエムジャパンは11月20日、放送と連動したECサービスを来春スタートすると発表した。ソニーファイナンスインターナショナルの複合型カードを使用し、オンエア曲のCDをネット経由で簡単に購入できる。
放送とオンラインショッピングを連動させた新サービス。同社Webサイトではオンエア中の楽曲の名前やアーティスト名をリアルタイムに表示する「NOW ON AIR」コーナーを設けており、ここに「BUYボタン」を追加。クリックすると楽曲が収録されたCD購入ページにジャンプすることができる。
決済には、ソニーファイナンスが発行元となる複合型カード「any」を使用する。非接触型ICカード機能を持ち、同社のネット専用クレジットサービス「eLIO」に対応するほか、VISA提携カード機能と電子マネー「Edy」機能も持つ。決済はPCに接続した専用ICカードリーダライタに同カードを置くだけで完了する。
対象はJ-WAVEの無料インターネットサービス「J-WAVE NET」会員(11月時点で約9万人)。カードの発行は2003年2月から始める予定で、初年度5万枚を見込んでいる。
当初はCD販売のみだが、将来はネット音楽配信との連動やコンサートチケット販売などにも拡大する計画だ。
エフエムジャパンの三好正也会長兼社長は「ハイセンスなブランド志向や、新しいものを追及する姿勢でJ-WAVEとソニーは共通している。anyはラジオに新しい可能性を見せてくれるだろう」と期待。また同社編成部の三村孝成部長は「非接触型のanyをかざして決済する行為自体がとてもユニーク。“かざす”ことを世の中に広げたい」と話している。
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.