News:ニュース速報 | 2002年11月21日 04:52 PM 更新 |
NTTドコモとKDDI、J-フォン、ツーカーセルラー東京は11月21日、携帯電話システムの電波の生体への影響について共同で検討を進めることで合意したと発表した。共同検討で電波の安全性の確証に取り組む。
最初の取り組みとして、NTTドコモが実施中の細胞実験について共同検討を始めた。NTTドコモの実験は広範囲に置かれた100万個以上の細胞サンプルに一様な強さの電波を照射し、細胞レベル・遺伝子レベルでの影響を調べるもの。
携帯電話端末や基地局が発する電波については、人間の健康に悪影響を及ぼすという科学的な証拠は現時点では確認されていない。だが世界保健機関(WHO)は安全性の確証のため研究をさらに進めるよう推奨しており、携帯電話事業者が力を合わせて研究に取り組むことにした。
[ITmedia]
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