News:ニュース速報 | 2002年12月5日 06:28 PM 更新 |
本田技研工業は12月5日、ヒューマノイド型ロボット「ASIMO」の新型を発表した。人の姿勢やしぐさを理解して自律的に行動できる「知能化技術」を搭載したほか、ネットワークへの接続に対応して本格的な業務にも対応できるようにした。2003年1月から順次レンタルを開始する。
新型ASIMOは認識能力が向上し、より複雑なコミュニケーションが可能になっている。頭部カメラの画像情報から複数の移動体を検出し、距離や方向を認識する機能を搭載。近づいてきた人にあいさつしたり、人の後に歩いてついていくといったことが可能だ。
また画像情報から手の位置と動きを検出し、姿勢(ポスチャー)と動作(ジェスチャー)を認識。人が指した場所を推定してその場所に移動したり、手を差し出されると握手することもできる。
さらに人が目の前に急に現れた時に停止できる環境認識機能、名前を呼んだ人の方向を向いて見ることができる音源識別機能、登録された人の顔を認識して名前を呼ぶなどの顔認識機能も装備。本格的な受け付けや案内業務にも対応できる自律的行動が可能になった。
またネットワークとの接続も可能になり、顔画像を転送したり、顧客情報データベースに基づいた応対やサービスが可能。また音声でニュースや天気をたずねると、ネットから情報を取得して答えることもできる。
[ITmedia]
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