News:ニュース速報 2002年12月6日 08:57 AM 更新

IntelとAMD、売上見通し上方修正

Intelは「アジアでの売上増」を挙げ、AMDは「PCプロセッサの需要が予想以上でフラッシュメモリも依然好調」と理由を説明

 IntelとAMDが10−12月期の売上高の見通しを上方修正した。

 米Intelは12月5日、第4四半期の売上高は68億−70億ドルに達するとの予測を発表した。同社は10月の時点で同四半期の売上について、前期比横ばいから6%増の65−69億ドルと見込んでいた(10月16日の記事参照)。

 アジアでの売上増などによりIntel Architecture部門が予想以上の業績を上げている。また通信事業についても予想通りの結果が得られているという。

 粗利率は、予測の上限の49%前後を見込んでいる。株式評価損などにより、投資/利息/その他の損益は、当初予想の5000万ドルから9000万ドルへと損失が膨らむ見通しだが、その他の予測については変更はないとしている。

 一方、米AMDも5日、第4四半期の売上高の見通しを7億ドルに引き上げた。同社の従来予想では売上高は前期比20%程度の増加とされていたが、今回発表の7億ドルが達成された場合は前期比35%増となる。

 同社では上方修正の理由として、PCプロセッサの需要が予想以上であることと、フラッシュメモリ製品が引き続き好調なことを挙げている。フラッシュメモリ製品は特にハイエンド携帯電話市場で好調だという。 →詳細記事

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