News:ニュース速報 | 2002年12月26日 05:15 PM 更新 |
東京通信ネットワーク(TTNet)は12月26日、ISP事業者のドリーム・トレイン・インターネット(DTI)の株式の公開買い付けを行うと発表した。TTNetはDTI株の過半を取得して連結子会社化する。両社の業務提携をさらに進めるのがねらい。
TTNetはDTIの発行済み株式総数の30%に当たる2265株を既に保有している。公開買い付けはDTI株式2272株(発行済み株式総数の36.71%)以上の買い増しが目的。三菱電機は保有するDTI株の一部1000株、三菱電機グループは全株合計1850の公開買い付けに応じる予定。DTIは大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場しているが、公開買い付け完了後は上場廃止となる可能性があるとしている。
DTIは三菱電機のISP子会社として1995年10月に設立。特にヘビーユーザーに人気が高いISPとして知られている。
TTNetと三菱電機、DTIは7月にISP事業での業務提携と資本提携を発表(7月25日の記事参照)。TTNetの「東京電話インターネット」とDTIのサービスメニューの共同開発やブロードバンドコンテンツ配信の共同企画などを進めている。
TTNetは「ブロードバンド化が急速に進み、事業環境は厳しさを増している。インターネット事業を持続的に成長させるには、サービス品質の向上やユーザー拡大を目的とした戦略的業務提携の推進が不可欠」と判断。DTIへの資本参加を強化することにした。三菱電機はDTI株の一部を引き続き保有し、今後もセキュリティ技術やIPv6技術などを中心に協力関係を維持する。
[ITmedia]
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