News 2003年1月22日 05:56 PM 更新

ビクター、世界初の家庭用ハイビジョンDVカメラ

日本ビクターが、家庭用としては世界初となるデジタルハイビジョン映像の記録・再生が可能なDVカメラ「デジタルハイビジョンムービー GR-HD1」を発表した

 日本ビクターは1月22日、デジタルハイビジョン映像の記録・再生が可能なDVカメラ「デジタルハイビジョンムービー GR-HD1」を3月上旬に発売すると発表した。「ハイビジョン映像の記録・再生が行えるビデオカメラは家庭用としては世界初」(同社)。価格はオープンだが、実売は35万円前後になる見込み(別売りアクセサリーキットは4万8000円)。


世界初の家庭用ハイビジョンDVカメラ「GR-HD1」

 GR-HD1は、昨年10月に行われたCEATEC JAPAN2002の同社ブースで参考出品され、話題となっていた製品。デジタルハイビジョン対応のビデオカメラは、これまで放送局向けなど業務用では製品化されていたものの、本体のみで1000万円前後、レンズまで含めると2000万円以上という高額商品だった。

 今回の新製品は、アクセサリーキットを含めても実売で40万円以内となり、一般ユーザーにも手の届く価格帯では初のハイビジョンデジタルビデオカメラとなる。

 ハイビジョン映像(750/30p)は、通常のDVカメラで使われている安価なミニDVテープに記録。本体内に搭載したハードウェアMPEG-2エンコーダ/デコーダを使ってMPEG-2方式で記録するため、従来のDV方式(525i)での撮影時間を保ちながら、高精細なデジタルハイビジョン映像の記録再生を可能にした。

 新開発の光学式手ブレ補正システムを採用した光学10倍ズームレンズに、1/3型118万画素(有効画素114万画素)プログレッシブスキャンCCDを搭載。独自の信号処理回路や駆動方式によって、さまざまな撮影モードを楽しめるマルチフォーマット記録に対応した。撮影モードは、デジタルハイビジョン映像(750/30p)撮影の「HDモード」、プログレッシブワイド映像(525p)撮影の「SDモード」、従来のデジタルビデオカメラと互換性のあるDV方式(525i)の「DVモード」の3モードを用意。


撮影モードは「HD/SD/DV」の3モードを用意

 また、デジタルハイビジョン映像(750/30p)やプログレッシブワイド映像(525p)をハイビジョン方式(1125i)に変換する「アップコンバート機能」や、従来の放送方式(525i)に変換する「ダウンコンバート機能」を搭載し、撮影した映像をあらゆるディスプレイで楽しむことができる。

 本体のサイズは、114.5(幅)×99(高さ)×271.5(奥行き)ミリ、重さは1270グラム(本体のみ)。3.5型ポリシリコンTFT液晶ディスプレイを装備する。グリップ部が90度回転する「ローテ−ティンググリップ(回転グリップ)」を採用。カメラを持ち上げての高い位置からの撮影やローアングル撮影などで、グリップから手を離すことなく撮影が行える。


グリップ部が90度回転する「ローテ−ティンググリップ」を採用

 別売りのアクセサリーキットには、デジタルハイビジョン映像に対応したMPEG-2 ハードディスクレコーディングソフト「MPEG Edit Studio Pro 1.0 LE」を同梱。「家庭用MPEG-2 TS(トランスポートストリーム)ソフトでは初めてフレーム単位の編集を可能にした」(同社)。


フレーム単位の編集が可能な「MPEG Edit Studio Pro 1.0 LE」

 世界初の家庭用デジタルハイビジョンビデオカメラにかける同社の期待も大きい。


同社常務の土屋栄一氏

 「PDP/LCD市場は急成長し、DVDもレコーダ/再生機ともに好調と、デジタル化の波が加速している。2003年はTV放送開始50周年で、年末には地上波デジタル放送もスタートする。この波にフィットした商品が今回のデジタルハイビジョンムービー。昨年のCEATECなどで参考出品してから、一般ユーザーはもとより、放送局関連のユーザーからも数多く問い合わせをもらった。今回の新製品を業務用にチューンアップしたビデオカメラも市場に投入予定。今年はこのような当社独自の“オンリーワン商品”を数多く展開していく」(同社常務の土屋栄一氏)。


放送局など業務向けにカスタマイズしたデジタルハイビジョンムービーも参考展示

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[西坂真人, ITmedia]

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