News | 2003年2月17日 10:50 PM 更新 |
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2位 | GPL違反指摘の「DVDコンバータ」、ソースコード開示 「CSS解除機能は搭載していない」 | ||
3位 | 「3年で買い換え」説崩壊後のIT購入はどうなる? | ||
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6位 | “普通紙”で高画質――エプソン、顔料インクの新カラリオ | ||
7位 | チェス名人、コンピュータと引き分け | ||
8位 | 地球はインターネットによって救われる? | ||
9位 | 卒塔婆プリンタで檀家も大喜び | ||
10位 | 「ソフトメーカー」としてのAppleの現状 |
筆者は、家では染料系インクのキヤノン製プリンタを使用しているが、印刷用紙はカラーもモノクロもPPC用紙(コピー紙)で済ましている。A4サイズ500枚で400円前後なので、1枚あたり1.25円とほとんど気にせず使えるのはありがたいが、その画質はお世辞にもキレイとはいえない。
今回のエプソン新製品は、PPC用紙のような紙質でも高画質印刷できるのが売りだ。実際にPPC用紙に印刷したサンプルを見たが、確かに今までの染料インク系のような文字のにじみ感やジャギー、表面のザラザラ感が大幅に減少しているのが分かった。さらにこのプリンタは、厚さ0.08ミリまでの再生紙(わら半紙)も使える。わら半紙のような薄い紙にインクジェットプリンタで印刷すると、インクが染みてどうしても裏写りしてしまうが、顔料インクの新製品ではそれも少ない。
顔料インクは紙表面に顔料粒子が留まるため、インク量も少量で済む。新プリンタのA4サイズ1枚の印刷コストは6.6円(JEITA標準パターンJ6を印刷時)。この金額なら、これまでためらっていたA4フルサイズのカラー印刷もバンバンできそうだ。
保存性に優れた顔料インクで広がる“印刷の楽しみ方”
“顔料”は太古の壁画などにも使われ、現代までその色をとどめるぐらい耐光性や耐水性に優れた着色剤。今回の新製品も、高い保存性が売りの1つとなっている。安い印刷コストとあわせて、ポスターやチラシなど直射日光にさらされることの多いものや、オリジナルの料理レシピ本など水分を含んだ手で触る機会の多い印刷物にも使える。顔料インクでプリントの楽しみ方も広がりそうだ。
ちなみに、9位の卒塔婆プリンタで使われているインクも、速乾性の“顔料インク”を使用している。同社いわく「顔料インクなので、文字が雨でにじんだり日焼けの心配はほとんどありません」とのこと。このように雨風にさらされる過酷な環境でこそ、顔料インクが生きてくるわけだ。
[西坂真人, ITmedia]
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