News | 2003年6月16日 09:03 PM 更新 |
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1位 | “ソニーのバイオ”はどこに行く?――彼らが目指す“ホンモノ” | ||
2位 | 「いい音」の復権はPCから | ||
3位 | GIFの特許消滅で、PNGの意義も消える? | ||
4位 | ソニー、38万円の超高級デジタルカメラ | ||
5位 | 「ムーアの法則」の大きな誤解 | ||
6位 | 「QUALIA」の“こだわり”を写真でチェック | ||
7位 | News Weekly Access Top10(2003年6月1日−2003年6月7日):“光る円盤”なんて欲しくない | ||
8位 | 「元祖」と「本家」で引き裂かれる.zip圧縮フォーマット | ||
9位 | Pocket PC 2003、23日デビュー | ||
10位 | 「電気コンセントでネット接続」、広まるのはいつ? |
先週のTop10は、ソニー関連の記事が数多くランクイン。1位→2位→4位→6位と読み進んでいくと、“ホンモノ”を追い求める同社が、今、何をしようとしているのかが、おぼろげながら見えてくる。
こだわりのモノづくりで、“値段は高いけど長く使える商品”を提案するソニーの高級新ブランド「QUALIA」。先週行われた発表会で、同社会長兼CEOの出井伸之氏は「QUALIA的なバイオは十分できるはず」と発言した。製品サイクルが短く、本来、QUALIAコンセプトとは対極をなすはずのPC製品でも、欧州の高級AVブランドBang&Olufsenのような“こだわりの逸品”が登場する可能性がでてきたのだ。
「QUALIA PC」――それは、現在考えられるだけの最高スペックを盛り込んだ、「1台100万円」のPCなのかもしれない。
だが、同社副社長の高篠静雄氏は「基本性能だけずっと使えればいいというニーズもある。現在のPCはあらゆるものを盛り込んでいるため、例えばサイズや重さが犠牲になっている。PCとして本当に使う機能を厳選して、長く使ってもらえる商品もありなのでは」と、QUALIA PCの1つの方向性を示した。この意見には、筆者も大賛成だ。特に、毎日肌身離さず使っているモバイルノートで、このようなQUALIAコンセプトを熱望する。
QUALIA “モバイルノート” PCで筆者が望む“こだわり”――それは、1年ぐらい使った程度ではヘタれない、むしろ使えば使うほどに指になじんでくるような極上の「キーボード」だ。昔のThinkPadには、そんなこだわりがあった。あとは、標準バッテリーで6〜8時間以上動作し、本体重量を1.2キログラム以下に抑えてくれればいい。
「キーボードに10万円かけました」というぐらい“こだわった”モバイルノートなら、たとえ50万円でも喜んで出すのだが、どうでしょうか、ソニー様。
[西坂真人, ITmedia]
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