News 2003年10月1日 06:54 PM 更新
IDG

Adobe、Operaのレンダリングエンジンを採用

Macromediaに続き、Adobe SystemsもOperaのブラウザテクノロジー採用を決めた。(IDG)

 Adobe Systemsはニッチなブラウザメーカー、ノルウェーのOpera Softwareのクロスプラットフォームなレンダリングエンジンを自社の将来製品のMacintosh版およびWindows版に搭載すると9月30日、発表した。

 「当社のSSR (small-screen rendering) 技術はAdobeにとって特別に重要なものだった」とOperaの広報担当者であるリブ・リア氏は語った。「ユーザーは多くの異なるデバイスやプラットフォームで動作するページを作りたいと考えている。SSRはそれを可能にしてくれる」と同氏。

 OperaのSSRは、HTMLで書かれたウェブページを小型スクリーンに適合するように再フォーマットする技術で、特殊な言語でコードページを作成する必要はない。

 「(Operaを搭載したAdobe製品の)大きな違いは、アプリケーションプロバイダーがウェブとモバイル用ページをプログラム内部でテストできるという点だ。以前は外部アプリケーションを立ち上げる必要があった」とリア氏。

 リア氏はOperaとAdobeの間で締結された契約条件の詳細は明かさなかった。同氏によれば、Operaレンダリングエンジンを搭載したAdobe製品は、早ければ年内に登場するという。

 Adobe側の担当者のコメントは、記事執筆時には得られなかった。

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