News:ニュース速報 2003年11月17日 06:00 PM 更新

サンシャインプラネタリウム、コニカミノルタが再オープン決定


 6月に閉館した「サンシャインプラネタリウム」(東京都豊島区)が2004年3月に再オープンすることが決まった。コニカミノルタプラネタリウムが最新機器を導入して運営する。

 サンシャインプラネタリウムはサンシャイン1978年にオープン。投影ドームは直径17メートル。60階建ての高層ビルをシンボルに持つサンシャインシティ内ということもあって人気を集め、1989年前後のピーク時には年間40万人以上の来場者を集めた。

 しかしここ数年の来場者数は年間20万人台にまで落ち込み、投影機の更新などに多額のコストがかかることから閉館が決定。有志による「存続を願う会」も結成され、署名活動なども行われたが、6月に閉館した。

 その後は貸し会場に使われていたが、投影機を納入していた旧ミノルタプラネタリウムがドームの長期貸借を申し出た。サンシャインシティがこれに応じ、このほど貸借契約が結ばれ、再オープンが決まった。

 コニカミノルタプラネタリウムは「サンシャインプラネタリウムは民営かつ都心では貴重な大型プラネタリウム館ということもあり、なんとしてもこの存続させたいとの思いがあった」という。同社の機器とコンテンツを実演するショールームとしても活用できる。

 同社の今井裕司社長は「旧ミノルタの創業者の田嶋一雄が元々星が好きであり、カメラやレンズといった光学技術が活かせる分野でもあったため、日本にプラネタリウムを広めたいという想いで始めた事業。メ−カ−とユーザーといった立場を乗り超えて、二度と火を消すことがないよう、夢のある施設作りへと、共に育てて頂きたいと願っている」とコメントしている。

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