News:ニュース速報 2003年12月3日 03:59 PM 更新

ニコン、普及型デジタルSLR「D70」を来春発売

APS-Cサイズのセンサーを搭載し、Fマウントのニッコールが使える。EOS Kiss Digitalに続き、普及型一眼レフにもデジタルの波が。

 ニコンは12月3日、レンズ交換式のデジタル一眼レフカメラ「D70」を来春発売に向けて開発中だと発表した。価格は未定。


 ニコンDXフォーマット(APS-Cサイズ)に準拠したイメージセンサーを搭載し、35ミリカメラ換算で約1.5倍の焦点距離相当の画角になるという。ニコンFマウントを採用し、AFニッコールレンズが利用可能だ。

 また同社のデジタル一眼レフすべてで利用可能なDXフォーマットの標準ズームレンズを同時に開発するとしている。

 普及型デジタル一眼レフカメラでは、キヤノンが9月、実売12万円前後の「EOS Kiss Digital」を発売。一時はEFマウントの交換レンズが一部品薄になるなど、成熟し切った一眼レフ市場に刺激をもたらした。ニコンD70の価格は未定だが、EOS Kiss Digitalをにらんだ戦略的な価格が設定されればデジタル一眼レフ市場が一気に拡大しそうだ。

関連記事
▼ “一眼レフ普及機”の名を継承――キヤノン「EOS Kiss Digital」

関連リンク
▼ ニュースリリース
▼ ニコン

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.