News:ニュース速報 2002年1月29日 06:13 PM 更新

「T・ZONE.」,3大電気街限定PCパーツショップに

 CSKは1月29日,PC量販店「T・ZONE.」を展開するCSK・エレクトロニクスの経営権を,投資ファンドのヴィーナス・ファンド投資事業組合に移行する契約を正式に結んだと発表した。ヴィーナスは「T・ZONE.」をPCパーツショップに転換,3大電気街に限定して店舗を展開する計画だ。

 経営権移行はCSKが保有するCSKエレの全株式(発行済み株式総数の約82.8%)を,ヴィーナス側が公開買い付けする方式で行う。

 ヴィーナスは5月をめどにCSKエレの社名を「ティー・ゾーン」に変更。PC本体を中心に販売していた「T・ZONE.」の業態を変換,「PCパーツやPCゲームなどマニア向けの商品を中心とした構成」(ヴィーナス)に転換する。技術サポート要員を増員して情報提供機能を強化するほか,自社ブランド品の投入などで商品力も強める。PC本体販売からは完全撤退せず,「顧客ロイヤリティの高い商品に絞り込む」(同)という。

 業態転換に伴い,コンセプトから外れる店舗は閉鎖する。既に新宿,所沢,横須賀など7店の閉店を告知した。東京・秋葉原と大阪・日本橋の両地区の店舗は残した上,今夏には名古屋・大須に新規出店,国内3大電気街に限定したPCパーツチェーン店として事業を再建する。地方のユーザー向けにもネット通販の強化で対応する。

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