富士通総研がこのほど実施した調査によると、Twitterの認知度は約7割に上ったが、実際に使っている人は1割未満にとどまった。言葉自体は浸透しているが、実際に利用している人はまだ一部に限られているとしている。
1月18〜20日に全国の15〜64歳の男女に対してWebでアンケート調査を実施した。
「Twitterという言葉を知っている」と回答したのは全体の70.2%。「利用している」と答えた人は8.2%だった。言葉を知っている人のうち「名前は聞いたことがあるが、利用したことがない」という人が59.3%、「今は利用していない」が2.7%。「Twitterが何か分からない」は29.8%だった。
年代別に見ると、最もユーザーが多いのは15〜19歳の14.9%で、20代(12.4%)、40代(7.9%)、30代(7.4%)が続く。投稿に使うデバイスは年代ごとに異なり、年齢が上がるほどPCのみの割合が多くなり、60代では95%、50代では78.6%がPCのみ。一方で15〜19歳、20代、30代はほぼ半数が携帯電話も使っていた。
Twitterのメリットについて聞くと「リアルタイムに情報発信ができる」(52.5%)という回答が最も多く、「ブログより更新が簡単」(52.2%)が続く。メリットに対する認識も年代によって異なり、情報発信の利用が多い15〜19歳と20代は「リアルタイム性」に対する評価が高かったのに対し、40〜50代は「新しいメディアなので面白そう」「有名人の情報にアクセスできる」という点を重視していた。
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