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首都大生の「ドブス写真集」動画が騒動に 大学は事実把握、「大変遺憾」
首都大学東京の学生が「ドブス写真集完成までの道程」と称して一般人を撮影した動画をYouTubeに投稿し、ネット上で騒ぎになっている。同大は事実を把握しており、今後処分も検討する。
首都大学東京の学生が「ドブス写真集完成までの道程」と称して一般人を撮影した動画をYouTubeに投稿し、「ひどい」「名誉毀損では」とネット上で騒動になっている。同大学は6月17日、学生本人から事情を聞いていることを明らかにし、「大変遺憾。本人への聞き取りを行った上で処分を考えていく」としている。
問題の動画では、同大の学生2人が「今日の日本においては、ドブスが絶滅の危機に瀕している」などと「ドブスを守る会」を称し、「ドブス写真集を作る」として一般の女性を撮影。撮影時は雑誌の撮影などと偽っている上、その後「ドブス写真集を作っているんです」「ぴったりなんです不細工なんで」と嫌がる女性にしつこく撮影を迫るシーンもある。
動画は現在削除されているが、女性にモザイクをかけるなどして他のサイトに転載されている。動画には「これはひどい。このセンス、理解できません」「この女性が何でこんな目に遭わなきゃいけないんだろ。彼女が何か悪いことしたか?」「この人たち許せない」といったコメントが付き、ネット掲示板でも学生の実名を挙げて非難する書き込みが相次いでいる。
首都大学東京の広報担当によると、一般からの通報で動画の件を知ったという。撮影した学生が同大に在学中であることを確認し、本人から事情を聞いている。学生は動画の投稿を認めているという。
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