UCC、Twitterキャンペーンを復活 「ユーザーの声を聞きたい」
2月に行ったTwitterキャンペーンが“炎上”したことをきっかけに、Twitterについて研究してきたUCCが、改めてTwitterキャンペーンをスタートする。
2月に行ったTwitterキャンペーンが“炎上”したことをきっかけに勉強会を開くなど、Twitterについて研究してきたUCC上島珈琲が6月18日、改めてTwitterキャンペーンをスタートする。一方的な情報発信で失敗した経験を踏まえ、ユーザーの声を聞くことに注力。反応を見ながら内容を変えていくという。
缶コーヒー「THE CLEAR」をプロモーションするキャンペーン「THE CANKERI THE CLEAR」(ザ・カンケリ ザ・クリア)を、6月18日にスタートする。Twitterの専用アカウント「@the_cankeri」をフォローして参加する時間限定のイベントで、参加者は缶けりの「オニ」となり、@the_cankeriで提示されるヒントを頼りに、ネット上のさまざまな投稿型サイトで「逃亡者」の画像や動画を探し出す。
初回は18日午後9時〜10時に実施し、7月2日まで計4回行う。7月7日には決勝戦を行い、優勝者に20万円分の旅行券、2位〜5位に10万円分の旅行券をプレゼントする。7月17日にはリアルイベント「ザ・リアル缶けり大会」も実施する予定だ。
「今回は、ユーザに声を伝えることよりもユーザの声を聞くことに力を入れた」とUCCのホールディングスの坂本晃一EC推進室室長は話す。Twitterで寄せられた意見を元にヒントの難易度を調整。リアルイベントも行うことで、「顔が見える」キャンペーンを目指した。
「自社の商品をけるという、通常ではあまり考えられないキャンペーンになっていることにも意気込みを感じていただければ。われれわれはTwitterの難しさを知ったが、同時に可能性も感じた。恐れずに仕掛け、今後もその可能性に挑戦してみたい」
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