iPhoneで操縦するUFOヘリ「AR.Drone」が9月16日に発売される。Amazonとソフトバンクオンラインでは既に予約開始されており、一部のソフトバンクショップでは16日から店頭で触ることができる。ITmediaでは開発会社である仏Parrotから発売前のモデルを入手してテスト中だ。その様子を報告しよう。
自宅で飛ばしてみた
会社の会議室で飛ばすというのは既に実験した(16日に日本発売 今そこにあるSF「AR.Drone」を編集部で飛ばしてみた)ので、次の段階に進もうと思う。屋外だ。
まずは自宅前で飛ばしてみた。操縦者は大学4年生のわが息子。AR.Droneの操縦はこれが初めてだ。iPhoneアプリの方法を教えただけで、楽々と飛ばすことができた。屋外用の軽量ハルを付けた姿を「虫みたい」と言いながらも、ぴたっと空中静止することに驚いていた。
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操縦は簡単なのだが、このビデオの終わりのところで車庫入れしようとする車がこちらにやってきて、驚いて隣家の壁にAR.Droneをぶつけてしまっている。気をつけよう。驚いてiPhoneを変に動かしてしまったのが原因だ。何も操作しなければ、その場で静止するので、まずは落ち着くこと。ちなみに隣家の壁とAR.Droneは無事だった。
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家の周りも飽きたので、近所の空き地で飛ばしてみることにした。操縦者は同じく息子。ヤンキーっぽく見えるパンツはタイで買ってきたものらしいので大目に見てほしい。今回は木にぶつけそうだったので、あらかじめ室内用ハルを装着しておいた。
やはり広いところの方が練習はしやすい。操作もだいぶ慣れたようだ。行って戻ってくるといった操縦方法は身につけた。着陸したときにローターが草にからまり、着陸そのものには問題なかったが、再離陸ができなかった。草むらから離陸しようという場合は気をつけよう。
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次はもうちょっと広い場所で。静止している状態のAR.Droneを押してもちゃんと戻ってバランスを保っているのがわかる。その後、操縦者は木を回ってUターンする技を覚えた。Parrotのサイト「パイロットアカデミー」にはテクニックを教えるビデオがあるが、それは見ずに体得したものだ。最後は高く生えた雑草の上端にひっかかり墜落。ハルが外れてしまった。
この状態になると、LEDがすべて赤になる。ハルを装着してiPhoneのアプリ「FreeFlight」をリセットすると、前面のLEDが緑に変わり、離陸可能になる。前面(前方カメラがある方向)は、このLEDの色で見定める。
ちょっと残念なのは、こうして屋外を飛行しているにもかかわらず、そこからの眺めを記録できないことだ。現時点ではFreeFlightは動画保存機能がない。静止画ならば要所要所で画面キャプチャを撮ればいいのだが。せっかくの安定飛行を生かした動画を撮りたいのに……。
そこで対応策を考えた。続きは次回ということで。
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