Nokiaは9月14日、最新版のSymbianを搭載した新しいスマートフォンを発表した。新モデル投入で、「スマートフォンにおけるリーダーシップ奪還」に向けピッチを上げるとしている。
今回発表されたのは「Nokia E7」「同C7」「同C6-01」の3機種。先に発表されたN8と同様に最新OS「Symbian^3」を搭載する。
E7はビジネス向けのスマートフォンで、Microsoft Exchange ActiveSyncを搭載し、企業の電子メールシステムにアクセスできる。ロックやデータ消去などのセキュリティ機能、リモート管理などのビジネス向け機能も組み込まれている。4インチのタッチスクリーンにスライド式QWERTYキーボードを備え、HD動画を撮影できる800万画素カメラ、16Gバイトストレージを搭載。第4四半期発売予定で、価格は495ユーロ。
C7はSNS機能を備えたフルタッチ端末。FacebookやTwitterのアップデート、Yahoo! MailやGmailの新着メールにホーム画面から直接アクセスできる。3.5インチのAMOLED(アクティブマトリックス有機EL)搭載で、厚さは10.5ミリ。HD動画を撮影できる800万画素カメラに、8Gバイトのストレージを備える。年内発売予定で価格は335ユーロ。
C6-01は4月に発表されたC6と似ているが、OSがSymbian^3になっており、キーボードがなく、カメラが800万画素にアップグレードしている点などが異なる。3.2インチのAMOLEDディスプレイやSNS機能を搭載し、年内発売予定で価格は260ユーロ。
アプリストアOvi Storeの刷新やNokia Qt SDKの強化、タッチ対応携帯向けの「SDK for Series 40 Touch and Type」も発表した。
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