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「日常生活で使える」小型軽量ウェアラブルディスプレイ、オリンパスが試作
日常生活で使えるよう小型軽量・低消費電力に抑えたウェアラブルディスプレイの試作機をオリンパスが開発。
オリンパスは7月5日、日常生活で利用できる小型軽量なウェアラブルディスプレイの試作機「MEG4.0」(メグ4.0)を開発したと発表した。全長196ミリ、重さは30グラム以下(電池含む)に抑え、眼鏡に簡単に着脱できる機構を搭載。重量バランスを最適化し、「優れた装用性、違和感がないデザインを兼ね備えた」としている。
Bluetooth 2.1に対応し、スマートフォンなどとワイヤレス接続できる。方位・加速度センサーを内蔵。操作系インタフェースに応用したり、GPSと組み合わせて幅広いアプリケーションに応用できるという。連続表示時間は約2時間(3分ごと15秒間の間欠表示なら約8時間駆動)。
ディスプレイは320×240ピクセル表示。瞳孔径の半分程度の幅の棒状光学系で映像を表示する「瞳分割シースルー光学系」を採用し、視界をさえぎらずに自然に表示を見られるとしている。表示パネルの光の利用効率を高め、低消費電力のまま最大2000カンデラ/平方メートルの高輝度を実現。屋外での視認性が向上したとしている。
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