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iPhone向けGoogle Mapsアプリは「最後の仕上げ」段階か
Googleは、iPhone向けGoogle Mapsアプリの開発を進めており、Appleに配信許可を申請する前の最後の仕上げに入っているという。
米Googleは、iPhone向けGoogle Mapsアプリの開発を進めており、米AppleにApp Storeでの配信許可を申請する前の最後の仕上げに入っているという。米Wall Street Journalが事情に詳しい人物の話として11月15日付けで伝えた。
同紙によると現在、iPhoneで動くGoogle Mapsアプリのテスト版を外部の協力者が試しているという。Appleへの配信申請がいつになるかは分からないとしている。
Appleの広報担当者は配信申請前のアプリについてのコメントを断り、Googleの広報担当者は「Google Mapは世界で最も正確で使いやすい地図だと信じており、デバイスやブラウザ、OSにかかわらず、Google Mapsを使いたいという全てのユーザーに届けるのがGoogleのゴールだ」と述べたという。
Appleは9月にリリースしたiOS 6で、地図アプリをGoogle Mapsから自社製に切り替えたが、精度の低さなどからクレームが相次ぎ、ティム・クックCEOが謝罪する事態になっていた。Googleのエリック・シュミット会長は9月の来日時、iOS向けアプリについて「まだ何もしていない」などと語っていた。
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