Google Cloud Platform、ストレージを20%値下げ 新機能も
Googleがクラウドサービスのストレージ「Cloud Storage」の料金を全体に20%値下げし、AWSが8月に発表したGlacierに似た低価格のクラウドアーカイブサービスを追加した。
米Googleは11月26日(現地時間)、企業向けクラウドサービス「Google Cloud Platform」のストレージ「Google Cloud Storage」の値下げと新機能の追加を発表した。
同社はGoogle Cloud Platformで、クラウドストレージの他、「Google App Engine」「Google Cloud SQL」「Google Cloud Storage」「Google BigQuery」「Google Compute Engine」といったサービスを提供しており、米Amazon.comのAmazon Web Services(AWS)の競合になっている。
今回の値下げで、これまで1Gバイト当たり月額12セントだった最初の1Tバイトのストレージ料金が9.5セントに、月額10.5セントだった9Tバイトまでのストレージ料金が8.5セントになるなど、全体に約20%安くなった。ネットワークの料金は変わらない。
また、新たにDurable Reduced Availability Storageというサービスを追加した。これは、Amazonが8月に発表した「Glacier」と同様に、あまりアクセスしない大量のデータを保管する目的に合ったストレージサービス。法令順守のためのデータバックアップなど、頻繁にアクセスする必要のないデータの保存に適している。最初の1Tバイトまでが7セントと、一般のストレージより割安になっている。
同社はさらに、オブジェクトのアップデート履歴を管理する「Object Versioning」、Google Compute Engineへの36ものインスタンスタイプの追加も発表した。
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