BlackBerry、新OS搭載端末2モデル発表
BlackBerry(旧Research In Motion)が、新OS「BlackBerry 10」と、キーボードレスの「BlackBerry Z10」、QWERTYキーボード搭載の「BlackBerry Q10」を発表した。
カナダBlackBerry(旧社名:Research In Motion)は1月30日(現地時間)、新OS「BlackBerry 10」の立ち上げイベントで、同OS搭載の新スマートフォン2モデルを発表した。BlackBerryの伝統であるQWERTYキーボード搭載の「BlackBerry Q10」とタッチタイプの「BlackBerry Z10」だ。
新OSは、メールやSNSの新投稿、アプリの更新などの情報をまとめて表示する「BlackBerry Hub」や、仕事とプライベートの使い分けをサポートする「BlackBerry Balance」、タスクやファイルを管理する「BlackBerry Remember」などの新機能を搭載する。
4.2インチディスプレイのキーボードレス「BlackBerry Z10」
BlackBerry Z10は、4.2インチ(解像度:768×1280)のディスプレイを搭載し、プロセッサはQualcomm Snapdragon S4(150MHzのデュアルコア)、RAMは2Gバイト、ストレージは16Gバイトで、64Gバイトまで拡張可能なmicroSDXCスロットを備える。カメラは800万画素と200万画素の2台を搭載。ネットワークはWi-FiとGSM/UMTS/LTEに対応。バッテリーは1800mAh。黒と白の2色が用意されている。サイズは130×65.6×9ミリで重さは138グラム。
同端末は英国で1月31日に発売。価格はまだ発表されていない。
定番のQWERTYキーボード搭載「BlackBerry Q10」
BlackBerry Q10は、ディスプレイは初の有機ELの3.1インチ(解像度:720×720)、プロセッサはデュアルコア(詳細はまだ公表されていない)、RAMは2Gバイトで32Gバイトまで拡張可能なmicroSDHCスロットを備える。物理キーボードは従来よりも平面的で、トラックパッドはない。画面がタッチ対応になっており、トラックパッドで行なっていたような操作は画面に引き継がれた。カメラは2台(背面は800万画素)搭載。こちらも色は黒と白がある。サイズや重量、発売日、価格はまだ発表されていない。
BlackBerryはビジネス向けスマートフォンのパイオニアとしてかつては市場を独占していたが、米AppleのiPhoneや米GoogleのAndroid端末に押されてシェアを落とし、新OSのリリースが当初の予定より大幅に遅れたこともあり、業績不振になっている。同社は社運を賭けたBlackBerry 10と搭載端末の発表に合わせ、社名をResearch In MotionからBlackBerryに変更した。
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