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小惑星が地球のすぐそばを通過へ 静止衛星軌道より近く
日本時間の2月16日、小惑星が地球のすぐ近くを通過する。最接近時静止衛星軌道の内側となり、観測史上最も接近することになるという。
日本時間の2月16日、小惑星が地球のすぐ近くを通過すると米航空宇宙局(NASA)が発表した。最接近時は地球表面から2万7700キロと、静止衛星軌道の内側を通過し、観測史上最も接近することになるという。地球に衝突する恐れはないとしている
接近するのは小惑星「2012 DA14」で、大きさは約45メートル、重さは約13万トンと推定。日本時間(JST)の16日午前4時24分(UTC:19時24分)に最接近する。
NASAによると、同小惑星は小型のため、最接近時でも明るさは7.4等と肉眼では見えず、観測には双眼鏡などが必要としている。NASAはゴールドストーン太陽系レーダーなどで観測する。
地球に衝突する恐れはないが、NASAはQ&Aで「衝突したとしたらどうなるのか」という質問について答えている。この規模の小惑星が仮に地球に衝突した場合のエネルギーは2.5メガトン(広島型原爆は15キロトン)。1908年に起きたツングースカ大爆発を引き起こした天体より2012 DA14は少し大きいとしている。
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