頭に着けて撮影も──ハンズフリーのウェアラブルHDカメラ、パナソニックから
フルHD動画をハンズフリー撮影できるビデオカメラがパナソニックから。超小型のカメラ部と本体部ケーブルでつないだ構造で、カメラを耳にかければ、人の目線で撮影できる。
パナソニックは3月13日、カメラ部と本体部を分離させ、フルハイビジョン動画をハンズフリー撮影できるビデオカメラ「HX-A100」を5月1日に発売すると発表した。オープン価格で、実売予想価格は3万円前後。
約30グラムの軽量なカメラ部と、録画・停止の操作や映像の確認が可能な本体部をケーブルでつなげた「スタイリッシュ二体型デザイン」を採用し、ハンズフリー撮影を可能にした。
カメラ部を同梱のイヤーフックで撮影者の耳に取り付けて人の目線から映像を撮ったり、別売りのマルチマウントを使ってヘルメットやゴーグル、バックパックなどにも取り付け可能。手に持てば、通常のカメラ撮影では難しい、低いアングルからの撮影や狭い場所での撮影もしやすい。
本体部は、同梱のアームバンドケースを使って上腕に取り付けられる。
水深1.5メートルで約30分の撮影が可能な防水設計と防塵設計(JIS防水保護等級IP58対応)を備え、雨や雪、霧などの天候でも撮影可能。スキーや自転車、ハイキングなどで躍動感ある映像を撮影したり、水辺やプールサイドでのイベント撮影も可能としている。
カメラの傾きを検知して水平を補正する傾き補正機能と、電子式手ブレ補正機能を備え、動きのあるシーンも見やすく残せるとしている。約160度の広角で撮影できるワイドモードも備えた(ワイドモード撮影時は傾き・ブレ補正がオフになる)。
無線LAN機能を備えた。スマートフォンに専用アプリ「Panasonic Image App」をインストールしておけば、撮影した映像をスマートフォンに転送して確認できるほか、Ustreamでライブ配信したり、SNSにアップロードも可能だ。
F2.5のレンズと、1/4.1インチ裏面照射型MOSセンサー(有効280万画素)を搭載。動画はMPEG-4 AVC/H.264、静止画はJPEGで記録する。連続撮影可能時間約140分。記録メディアはmicroSD/microSDHCカード。
カメラ部のサイズは、26(幅)×26.5(高さ)×66(奥行き)ミリ。本体部のサイズは59.5(幅)×94(高さ)×25(奥行き)ミリ、重さは117グラム。ブラックとオレンジの2色をラインアップしている。
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