5月15日の東京株式市場で、グリーが一時230円安の964円まで売り込まれて年初来安値を更新。前日の取引時間終了後、今期2度目となる業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。終値でも197円安(-16.50%)の997円となり、東証1部の下落率上位に。
ディー・エヌ・エー(DeNA、東証1部)も一時135円安の2190円を付けて年初来安値を更新。終値は114円安(-4.90%)の2211円だった。
急ピッチで上昇してきたガンホー・オンライン・エンターテイメント(JASDAQスタンダード)とコロプラ(東証マザーズ)は利益確定の売りに押され、ガンホーが13万円安(-8.39%)の142万円、コロプラが値幅制限の下限(ストップ安)となる7000円安(-17.09%)の3万3950円に急反落した。
社長交代を発表したミクシィ(東証マザーズ)は特に材料視されず、74円安(-3.95%)の1798円だった。
ソニーが195円高(+10.39%)の2072円に。米ヘッジファンドがエンターテインメント事業の分離と米国での上場を提案したのが材料視された。前日に中期計画を発表したシャープは、ここまで期待で上昇してきた反動から68円安(-12.81%)の463円に急落した。
日経平均株価は堅調に推移し、330円31銭高の1万5088円73銭と1万5000円台を回復した。
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