大手出版社などが出資する出版デジタル機構は5月30日、凸版印刷の100%子会社で電子取次最大手のビットウェイの全株式を取得し、完全子会社することで合意したと発表した。譲渡は7月1日を予定。譲渡金額は非公表。
出版デジタル機構は2012年、すべての出版物の電子化を目標に設立。電子化したコンテンツの電子書店への配信事業などに取り組んできた。ビットウェイ買収により電子書籍取次機能を取り込み、電子化コンテンツの拡充や電子化のためのプロセスの整備などを進めるとしている。
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