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カタログをスマホで見ればコンテンツが 凸版印刷とKDDIが作るARプラットフォーム「SATCH」

凸版印刷がKDDIと協力して開発するARプラットフォーム「SATCH」は導入コストが低いのが特徴。既存の印刷物にも対応できる。

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 凸版印刷は、KDDIと協力して開発を進めるAR(拡張現実)プラットフォーム「SATCH」を「国際電子出版EXPO」(7月3〜5日、東京ビッグサイト)で展示している。「飛び出るはやぶさ」や「掲載商品がすぐにオンライン注文できるカタログ」などが実用化されている。

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「はやぶさ」の3Dモデル。上下左右に回転できる

 スマートフォンで指定のマーカーや画像を読み取ることで、ディスプレイ上に動画やテキスト、360度回転できる3Dモデルなどのコンテンツが現れる。本や雑誌をはじめ、イベントのチラシや観光施設のリーフレットなどにも利用されているという。

 開発にコストがかかるARのシステム部分をプラットフォームとして一元化することで、各社の導入のハードルを下げる狙い。必要なデータを提供するだけでサービスを開始でき、運用はSATCH側で行う。

 専用のマーカーを印字する方式のほか、既存の印刷物にも対応可能な画像の特徴認識による読み取り方式も提供。ニッセンの「カタログカメラ」アプリは同プラットフォームを採用し、すでに一般ユーザーに利用されている。ファッションカタログの全ページにARをいれこみ、モデルの写真を読み取ることで着用している服や靴の購入ページに直接アクセスできる。

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カタログにスマートフォンを向けると、掲載商品の購入ページが

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