Apple、「iPad」新モデル「iPad Air」発表 薄く・軽く
iPadの新モデルは薄く軽くなった「iPad Air」。厚さは7.5ミリ、重さは469グラムになった。
米Appleは10月22日(現地時間)、タブレット端末「iPad」の新モデルとなる「iPad Air」を発表した。液晶ディスプレイサイズは従来モデルと同じ9.7インチだが、新デザインの採用で厚さを7.5ミリ(従来モデルは9.4ミリ)に薄型化し、重さをWi-Fi版で469グラム(同652グラム)に軽量化している。日本などで11月1日に発売する。(関連記事:「iPad mini」新モデル、Retinaディスプレイ採用で高精細化)
本体カラーは「スペースグレイ」と「シルバー」。16Gバイト、32Gバイト、64Gバイト、128Gバイトをラインアップする。Wi-Fi版の価格は16Gバイトが5万1800円、32Gバイトが6万1800円、64Gバイトが7万1800円、128Gバイトが8万1800円。
新デザインを採用し、前モデルから2ミリ近い薄型化と200グラム近くの軽量化を実現。多くのパーツを1ミリ以下の単位でそぎ落とし、総容積の24%を削減しているという。軽量化しているものの、ユニボディ構造による本体は十分な耐久性を備えているとしている。
ディスプレイサイズは同じだが、表面のベゼル幅を減らして狭額縁化。本体サイズは240(高さ)×169.5(幅)×7.5(厚さ)ミリと、従来モデルの241.2(高さ)×185.7(幅)×9.4(厚さ)ミリと比べ幅が約1.6センチスリムになっている。うわさされた指紋センサー「Touch ID」の採用は見送られた。
プロセッサはiPhone 5sやiPad mini Retinaディスプレイモデルと同様、64ビット対応の「A7」と「M7モーションコプロセッサ」を搭載。バッテリーは32.4Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリーと、前モデルの42.5Whから減っているが、駆動時間はWi-Fi利用で最大10時間、携帯電話ネットワーク利用で最大9時間と、従来モデルと同じになっている。
Wi-Fiアンテナを2本搭載するMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)により、IEEE 802.11nのWi-Fiパフォーマンスが最大2倍になっているとしている。5MピクセルのiSightカメラ(F2.4)、FaceTime HDカメラなどは従来モデルと同様。
iPad 2は継続販売する。16Gバイト版が3万9800円。
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