ニュース
複数のカードを1枚にまとめられる「Coin」、米国で予約開始
スマートフォンを使って複数のクレジットカードやデビットカードの情報を入力し、普通のカードとして使える「Coin」が米国で発表された。
米新興企業のCoinは11月14日(現地時間)、複数のクレジットカードやデビットカードの情報を1枚にまとめて使えるカード「Coin」を発表した。米国で来年夏に発売の予定。価格は100ドル(現在は50ドルで予約受付中)。
Coinは一般のクレジットカードと同じサイズ(80.5×54×0.84ミリ)で、表面にあるボタンでカード情報を切り替え、一般のカードリーダーやATMに読み込ませることができる。対応するカードの種類はクレジットカード、デビットカード、ギフトカード、メンバーカードで、8枚までのデータを保存できる。
カードのデータはモバイルアプリをインストールしたiOSあるいはAndroid端末に付属の端末を接続し、カードをスワイプすることで読み取る。カードのデータとその通信はすべて暗号化されている。
また、CoinとCoinを管理しているスマートフォンを遠ざけると、スマートフォンがアラート音を発する。一定時間、一定以上の距離離れると(具体的な時間と距離は不明)、カードが自動的に利用できなくなるようになっている。
Coinは2012年に米PayPal出身のエンジニア、カニシ・パラシャー氏がサンフランシスコで創業した。チームには米Cisco Sysems、米Oracleなどの出身者やNASAでのインターン経験を持つメンバーもいる。
動画が取得できませんでした
関連記事
- メール1本で送金できる「Square Cash」、米国でスタート
- PayPal、“ハンズフリー決済”を実現するBLE端末「Beacon」発表
- スマホでカード決済「Coiny」、クレディセゾンと提携
- スマホでカード決済「Square」日本上陸 三井住友カードと提携、個人・中小ターゲットに
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.