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「SMBCダイレクト」で不正送金被害 暗証番号入力ですぐ送金 ウイルス感染が原因か
三井住友銀行のネットバンクで、ユーザーが暗証番号を入力するとすぐ、意図しない振込先に不正に送金される被害が数十件起きた。ウイルス感染によるものとみている。
三井住友銀行は5月12日、インターネットバンキング「SMBCダイレクト」で、ユーザーが暗証番号を入力するとすぐ、意図しない振込先に不正に送金される被害が数十件起きていることを明らかにした。同社サーバに異常はなかったとし、ウイルス感染によるものとみている。
SMBCダイレクトでアカウントにログイン後、「ダウンロード中です」「読込中です」などとかたる偽画面が表示され、送金に必要な暗証番号を入力するよう求められる。暗証番号を入力すると、通常は表示されるはずの取引内容の確認画面が表示されることなく、不正な送金が行われるという。
確認できているだけで、3月から数十件の被害があったという。銀行側のサーバには異常がなく、一部の顧客のPCにしか不正な画面が表示されていないことから、顧客PCのウイルス感染が原因とみている。ウイルスの詳細などは分かっていない。
ログイン後に不正な画面が表示されたり、不正な画面に暗証番号などを入力してしまった場合は、同社に連絡するよう呼びかけている。また、予防策として、ウイルス対策ソフトを利用すること、振込上限金額を低く設定することなどを推奨している。
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