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メトロポリタン美術館、約40万点の高精細画像ダウンロードを可能に
メトロポリタン美術館が、フェルメールやモネなどの約40万点の所蔵作品の高精細画像を無料でダウンロードできるようにした。学術論文などでの非商用利用であれば利用できる。
ニューヨークのメトロポリタン美術館は5月19日(現地時間)、所蔵作品の高精細画像をダウンロードできるサービス「Open Access for Scholarly Content(OASC)」を発表した。学術論文などへの非商用利用であれば、ダウンロードした画像を利用することも可能だ。
日本でも人気のあるフェルメールの「水差しを持つ若い女」やアングルの「ドブロリ公爵夫人」など、多数の作品の高精細画像を無料でダウンロードできる。
コレクションのページで表示できる約40万点すべてがダウンロードできるわけではないが、画像の下に[OASC]というアイコンが付いているものは、[↓]をクリックすることでダウンロードできる。
メトロポリタン美術館は米Googleの「Art Project」にも参加しており、こちらでも所蔵作品を閲覧できるが、解像度が低く、ダウンロードもできない。
OASCの作品は個人での利用が可能なので、PCなどのデスクトップの壁紙に使うこともできる。
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