韓国ポータルサイト2位のDaumと、「カカオトーク」を開発・運営するKakaoが10月1日付けで合併する。韓国メディアによると、合併後新会社「Daum Kakao」の株式時価総額は約4兆ウォンとなり、同国新興市場・KOSDAQで2位の規模になるという。
Kakaoは来年のIPOを計画していたが、韓国メディアによるとゲーム部門の売り上げが伸び悩んでおり、モバイル部門を強化したいDaumと思惑が一致。Daumの検索機能や生活情報をコンテンツとして取り込むことでKakaoを強化できる上、DaumはKakaoを傘下にすることで、LINEを擁する韓国ネット最大手・NHNに対抗する。
カカオトークは日本ではヤフーと共同展開している。
関連記事
- 「LINE」対抗、カカオトークは「グループ」で勝負 外部アプリと連携、API公開へ
「カカオトーク」の国内展開が本格化。テレビCMで認知を拡大しつつ、チャット中に外部アプリを利用できる新サービスなどで利便性を高め、LINEに対抗する。 - 韓国で「Daum Mobage」スタート
DeNAと韓国ポータル大手のDaumがMobageの韓国版「Daum Mobage」をスタート。今後1年以内に1000万ユーザー獲得を目指す。 - 「お金払って」と呼び掛けたカフェスタ、終了へ 7年の歴史に幕
「サービス存続のためにお金を払って」と呼び掛けていたカフェスタの終了が決まり、約7年の歴史に幕が下りることになった。広告収入に頼るネットコミュニティーサービスの難しさが改めて浮き彫りになった形だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.