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ジャストシステム、名簿業者から購入した全データを削除 ベネッセ流出問題
ベネッセから大量の個人情報が流出した問題で、ジャストシステムは、名簿業者を通じて購入したデータを削除したと発表した。
ベネッセコーポレーションから大量の個人情報が流出した問題で、ジャストシステムは8月7日、名簿業者の文献社を通じて購入した全データ約257万件を6日に削除したと発表した。ジャストシステムのデータ削除方針はベネッセが批判していたが、削除は警視庁の確認の上で実施したという。
同社は今年5月、文献社から257万3068件のデータを購入し、6月にダイレクトメール(DM)を発送していた。
同社は、警視庁・経済産業省から依頼があったヒアリングへの対応を完了したことも報告。顧客や取引先に改めて謝罪し、「今後は、個人情報の取り扱いについてさらにコンプライアンスを徹底し、より適正な情報管理に努めたい」としている。
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